2017年7月23日

報道が宣伝になる時

朝日新聞が「加計審議、14時間空費」なる記事を掲載して、TLで袋だたきに遭っている件。最初に大々的に取り上げた朝日新聞は、この加計学園問題が本当に「疑惑」だったと思っているのだろうか。火の無いところに煙を立てて、無い事の説明を要求し、無い事だから説明のしようが無いのに「説明責任を果たしていない」と要求していく。文字通り、メディアが自ら事象を捏造して、それを「事実」として報道した悪質な行為だと思うのだけれど。そういう意味では、開会中も閉会中も、この加計学園に関しての話しは全て「空費」な訳で、まぁ始まりは仕方ないとしても、背景がちゃんと分かって時系列に事象を並べていけば何も問題無いことが分かってからも、ひたすら煽り続けて事実を報道しないメディアや野党側の責任の方が重大だと思うのだけれど。

もう一つ、この朝日新聞の記事が恣意的だと思うのは「14時間空費」と言っているけれど、それは全体何時間のうちの14時間なのか言っていないこと。私は朝日新聞の有料会員では無いので、読めないところに記載しているのかもしれないけれど、でも「真実を伝えるメディア」というのであれば、少なくとも乱し部分では誤解を招かない内容を公開すべきだといつも思う。で、記事に添えられている図表を見ると5月17日から7月10日の衆参予算委員会、内閣委、等々かなりの委員会を対象にした積算値らしい。それぞれ7委員会、衆参両院で14委員会が、この約二ヶ月の間にどれだけの時間開催されたのか、先ずはそれを示して、可能ならそれぞれの委員会ごとの全体の時間に対しての空費時間を示さなきゃ、客観的報道とは言えない。さらに言えば、野党側の無意味な質問時間も是非別途積算して欲しいところですよね。一体どれだけ下らない質問で税金を無駄にしているのか、そっちの方がよっぽど大問題だと思う。

さらに図表を見ると「何々が発端」と書かれている。これ、彼らが「これはおかしい」と勝手に感じた答弁なりは、仮に途中からちゃんと説明したとしても、全部が「空費」と計算していると言っているように聞こえるんですが。仮に何か不十分な説明から始まり、それで空費した時間が有るなら、それは計算して胃もいいと思うけれど、途中から、あるいは初めからちゃんと説明内容が正しいのであれば、それは空費では無いだろう。しかも「説明の食い違いや根拠を示せないことが発端」って、元々無い事を「あった」と朝日新聞が言っているわけだから、最初から食い違いはあるわけで、さらに根拠ば「無い袖は振れない」なんだから、これこそ悪魔の証明。朝日新聞側の根拠だって、それこそ前川氏が持ち込んだ「怪文書」なわけですからね。

中国のメディアは、基本中国共産党の代理人なわけで、だから共産党の中に「宣伝部」という部署もあるくらい。最近のメディアは、「報道」という名の下に、その「宣伝」をする一機関になってきたような印象を受けますねぇ。怖い怖い...

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