昨年に続き、今年も決勝進出となり、いよいよ今晩その試合が開催されます。昨年も厳しい試合になったけれど、それでも対戦相手にはそれまで何度か勝っていたこともあり、それ程のプレッシャーも無く楽観しもしていなかったけれど、それなりに良い試合になるだろうという予感はありました。事実、最後まで気が抜けない二重の意味で文字通り「良い試合」になったわけですが。
今回の相手は、最近でこそ接戦となるものの、未だ勝ち星の無い強豪チーム。しかも、今年は春からフルアクセル状態で、惜しげ無く有望な戦力投入をして、どの試合にも圧勝して勝ち上がってきた相手。まるでシーズン終盤のトーナメント戦を戦っているような状態。今ひとつ成長途中の状態を感じる今の自チームと比較すると、頭一つくらいはリードされている感じなのが正直なところ。警戒すべきは、相手のルーキーQBのロングパスと、重量級ルーキーRBのランプレー。多分、相手チームがここまで対戦してきた相手よりも、厚いDL/LBと早いDBのマッチアップが期待出来るので、これまでのような爆発的な得点力は押さえられるはず。問題は、前の試合のように、ゴール前でネチっこくしぶとい守備が出来るかどうかですよね。なんせ試合巧者、スキル有る選手が多いから、一筋縄でいかないのは確かだし、前の試合のようにQBのスクランブルだけ注していれば80%位はカバー出来るというゲームプランでも無いし。オフェンスは、エースRBが春のシーズン欠場しているので、それが痛い。カットバックランナーだけでは、なかなかダウン更新に繋がるのは厳しいし、その役割を今はQBのスクランブルが代用している感じで、それ故に怪我が怖いし。まぁ、当然そういう事情も含んでゲームプランは用意してくるんだろうけど。
春のパールボウルが春シーズン最後の公式戦で、そこから2カ月半くらいのオフシーズンを挟んで秋のリーグ戦が始まります。以前だと、パールボウルに進むのは関東12チームのトップ3~4チームのうちの2チームな訳で、以前のように秋のリーグ戦は上位チームは下位チームから対戦していくような組合せだと、パールボウルの再戦はシーズン終盤か、それこそトーナメント戦に入ってからでしか再現されなかった物。それが、昨年から秋のリーグ戦方式が変わり、いきなり第一節から強豪チーム同士の対戦が実現。それ故に、今回の対戦相手とは9月の第一節に再び対戦する予定になっており、その為の前哨戦という意味もあるし、ある意味やりにくい試合でもありますよね。二月半もあれば、チームのシステムも変わるし、場合によっては選手の内容も変わるから、それなりに変化も売るだろうけれど、何て言うかそのシーズンのチームの方針と言うか核となる部分はほぼ出来上がりつつあるだろうから、その中心は根幹部分は今日の試合にも見えるかも。
去年の試合では、試合には勝って初優勝を飾り、言い弾みにはなったけれど、エースQBが試合中に怪我をしてシーズン序盤は厳しいスタートになったことも事実。そういう意味では、勝ちを勝ち取ることは重要だけれど、やはり本番である秋シーズンに向けて怪我をしないことが重要になります。どのポジションの選手にとっても同様だけれど、だからとって力を抜いたり手を抜いた試合をしては、逆に怪我のリスクも高まるし、チームとしての気持ちにも関わる訳で、そういうなかなか微妙なバランスの上での今日の試合になりそうです。勿論、やるからには勝ちたいし、勝つ以上は負け無しでシーズンを終了する"Perfect Season"を大胆にも目指して欲しい。その第一歩としての今晩の試合になって欲しいなぁ。
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