PCWatchに掲載された面白い記事。日本のアーム上の補助義手みたいなものを背中から回して、作業などで使うアイデア。単なる「支持材」ではなく、足で動作を制御出来るというのが面白いし有効だと思う。私も剥かし半田付けをしていた頃、右手に半田ゴテ、左手に半田を持って溶着させるんですが、例えばプリン基板の裏側みたいに、机の上にひっくり返しておいてそのまま作業出来る時には、それで問題無い。一番困るのが、イヤホンプラグとかのコネクターにケーブルを半田付けする時で、コネクターは大概丸いから半田ゴテとか当たると回転して動くし、それに合わせて信号線の動線なども動いたり緩んだりする。端子部分に穴が空いていて、そこに動線を通してねじって固定出来るような場合には、まだ少しは楽なんだけど、直接端子に半田付けしないといけないような時にはいろいろ工夫が必要。
一番良くやるのが、万力で端子を固定して、そこに信号線を接触させて半田付けさせる方法。この時、予め端子側と信号線側に半田を付けておいて、それぞれをその後溶かしながら接触させるのが一つの方法だけれど、これもなかなか手元が震えて難しい。多少なりともお金があると万力を2台使用してそれぞれを固定したりとか、テープなどで信号線を固定したりとか、色々当時は考えましたよね。ほんとあの頃は、「もう一つ手があればなぁ」と思うことが度々でした。
この記事の写真を見ていて思うんですが、何も背中から第3・第4の手が出てくる必要性は無いんじゃ無いかと。背中空手が回り込む方が作業に有利な場合も有るだろうし、逆に正面から保持してくれた方が手元が広がって便利かもしれない。卓上ライトのように、背中の手を外して机の端に固定して、そこでも同様に操作して使えると便利だろうなぁ。まぁ、腕部分はそれなりに重そうだから、それなりの強度や軽量化は必要だろうけど。
あと、手元を明るくするライティングも一緒に考えて欲しい。例えば手の部分が発光してピンポイントで作業対象を明るく出来るとか。いゃ、それは作業よの第3第四の手とは別だろうという意見もあるだろうけど、デモアタッチメントのような形でも良いから、そういう発光機能は欲しい気がします。
ところで、これ手が不自由な人が足で操作出来る「補助腕」みたいな事には応用出来ないのだろうか。例えば、靴底にスイッチやセンサーを仕込んでおいて、足の指の動きとか、左右前後への力の掛け具合で腕や指が操作出来るようになれば、簡単な作業くらいは出来そうな。どの程度時用的になるかは未知数だけれど、一寸面白い発想かも。HALのような、重労働軽減補助ロボットも必要だけれど、こう言う細かな作業を補助するようなアイデアも良いですよね。
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