2017年5月5日

MVNO淘汰始まる

格安スマホの供給者としてブームになりつつあったMVNO。乱立気味で、今現在何社がサービスを提供しているのかすら分からない状態ですが、その競争から脱落するMVNOも。それもNTT系列の「ぷらら」というのでちょっとビックリ。実は、私は自宅の光回線のISPとしては、このぷららを使っているので、最初にMNVOを使い始める時に検討したことがあるんですよね。ただ、ライバルキャリアーと比較して料金的にそんなにお得感が無いので、結局IIJmioを利用していますが、まぁそんなところが脱落の理由なのかな。

MVNOのビジネスモデルは、行ってみれば「薄利多売」。回線などの設備投資は抑えられるけれど、ライバルキャリアー間での価格競争が厳しいから、利幅はそんなに大きく出来ない。ユーザー層や利用特性などを見て、コストにできるだけ跳ね返らないようにしかし顧客をつなぎ止める魅力的なサービス(大容量とか、高速通信とか、音声通話無料とか)を展開しないといけないから、ある意味大変さは大きそう。そんな中で、当然回線契約以外の所で利益を上げないと、なかなか厳しいビジネスモデルなわけで、そうなると独自の付加価値がある楽天モバイルとかLINE MOBILE等は、既存の楽天やLINEユーザーからの乗り替えや誘導も期待出来るわけで、こういう所が今後は残っていくのかなぁ。

いずれにしても、最近は格安スマホに対しての説明が不足していて、既存の大手キャリアーのサービスがそのまま継続出来ると誤解した特に高齢者ユーザーが契約後にそうでは無い事を知ってクレーム対応する必要が出てくるなど、良くも悪くも底辺は広がってきていることも事実。ますますサービスコストは嵩む一方で、ライバル同士の価格競争も厳しくなるわけで、体力の無いところ、規模の小さいところは、これからどんどん振り落とされるんでしょうね。私も、今のIIJmioの内容に特に不満は無いし、それなりに大手(IIJですから)だから、そんなに急に変なことにはならないと思うけれど、今利用している自宅の光回線のISPに関しては、そろそろ新しいところを選んでみようかという気持ちもあるので、その時にMVNOとの組合せで良いところがあれば検討するかも。例えば@nifty(NifMo)とか、BIGLOBEとか、ISP系のサービスをちょっと狙っているんですが。でも、@niftyにしてもBIGLOBEにしても、昔ほどの存在感は残念ながら薄れているし、以前ほどネットワーク世界での絶対的な存在、という認識も自分自信なくなってきているし。このあたり、やはり時代の流れを感じますよねぇ... MVNOだけじゃ無くと、自分自身も淘汰されていく時代なのかなぁ(をぃ)。

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