以前もそんな話が有ったように記憶しているんですが、コーチがケイトスペードを24億ドルで買収するというニュース。若者向け商品が中心のケイトスペードを取り込んで、高級路線が低迷しているコーチがてこ入れする計画らしいけれど、30年来のコーチファン、コーチユーザーとしては、これでますますコーチ製品がポップで煌びやかなデザインにシフトするのかなと思うと、一寸頭が痛い。
何度も書いていますが、30年ほど前に初めてUSに出張して、休日にモールに行って初めてコーチを見た時、当時のコーチのコンセプトは、ユニセックスでシンプルなデザインにがっちりとしたビジネス優先のデザインで、個人的に凄くツボにはまったもの。その時は残念ながらUS価格でも手が出ないくらいの収入状態だったので諦めたけれど(まだ新人の頃だった)、その後何度か見ている打ちにカバンを買いだして、そう何個も買えるものじゃ無いから大事に使ってきましたが、段々とデザインが派手になり、しかも女性向けが多少ポップになるのは分かるけれど、男性向け製品もカジュアル度が増してきて、一寸敬遠気味になっているのも事実。10年ほど前から、個人で海外(主にUS)に何度も行くようになり、再びコーチ製品を中心に好みのバッグ等を買い出したんですが、4~5年位前からどうも自分好みのヘルシーでシンプルな感じの製品が少なくなり、何時も色々な場所のお店に入ってはため息をついて諦めることが最近のパターンになりつつあります。これでますます拍車が掛かるんだろうか。
当然企業としても生き残りをかけて日々改善しなきゃいけないわけで、それまでの購買層が縮小していくのであれば、それを再び拡大する手を打つのも一つの方法だし、新たな客層を開拓するのも一つの方法。株主であれば、それに対して意見の一つも言う事は可能だけれど、残念ながら一ユーザーとしては出てくる製品を見て自分の好みと比較して購買するか止めるか判断するだけ。それで、そのブランドから離れることもあるわけで、それは仕方ないと言えるかも。
私の場合、がっちりとした一寸無骨くらいの感じなんだけれど、シンプルでヘルシーな感じのデザインが好きなんですが、最近ではそう言うカテゴリーのデザインは受けないのか、殆ど見なくなりましたねぇ。実は、最近買い物に行くと以前は余り興味の無かったTUMIのバッグが良いなぁと思う時も有り、一寸手に取ったりするんですが、やっぱり一寸自分の好きなイメージと少し違う。同じ革製品と言う事で、コールハーンなんかも見たりしますが、こちらは一寸お上品すぎて、これも自分の好みとは、ちと違う。なかなか一度固定しまった好みに合うものを追いかけ続けるのは難しいですよね。本当は好みも年齢や時代と共に変わってくれると、それなりに選択肢も増えていくのだろうけど、加齢と共にそう言う機会も減ってきて、どうしても馴染みのものが良いという印象が最優先されてしまい、それがますます自分の好みの固定化に拍車をかけて... 7月か8月にUSに久しぶりに行きたいなと思っているので、その時にでもじっくり今のコーチ製品を干渉してこようかしらん。でも、最近はコーチのお店も少なくなってきたので、一寸探すのが大変なんですよね...
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