2017年5月10日

何処かで見た構図

韓国の大統領選挙で当選確実となった、文在寅氏。9年振りの左派系大統領で、親北反日と既に言われているから、これからの5年間はもう諦めるしか無いかも。朴槿恵前大統領の罷免による繰り上げ選挙とは言え、韓国も人材がいないのか、あるいは右派政権に飽きた反動なのか、凄く両極端に政権の振り子が左右に振れる韓国。

一番の仕事は、なんと言っても低迷する経済改革で、先ずはそれを進めないとそれ以外の仕事も進まないことは事実。ただ、国会の過半数を所属政党が握っているわけでも無く、議会運営は最初から厳しい事が予想されていて、どんな手を打つのかその手段も限定されるでしょうね。日本で、民進党から自公に政権が戻った時は、余りの民進党政権の酷さに国民の不満が募り、だからまだ安倍総理が就任する前から期待値がぐっと上がったわけですが、韓国はどうだろうか。日本の場合は、期待値で上がった後も、問題は多々あるけれどそれなりに経済も上向きになり、なんと言っても雇用が改善されて仕事が生まれてきていますから、まだまし。しかも、首相自らが企業に対して賃上げを要求して、実際上げ幅にばらつきはあるけれどちゃんと賃上げも続いている。本来なら民進党(=民進党)が後援団体の連合と共にするべき仕事を、対抗する自公がやっているわけだから、彼ら民進党はもっと経済や労働環境化以前のために汗をかくべきだけれど、やっていることは相も変わらず森友だ下らないクイズまがいの質疑に、気にくわなければ審議拒否。本当、それで仕事として成り立つなんて天国みたい(笑)。

閑話休題。日本としては、折角改善しつつあった日韓関係を少なくとも維持したいし、出来れば改善したいけれど、選挙前にあれだけ反日を歌いさらに日韓慰安婦合意は見直すと言ってきた手前、すんなりとはいかないことは確実。流石に日韓合意を破棄することになれば、国際的にも韓国の評価は大きく下がるから何か落としどころを見つけないといけないけれど、日本としてもここで譲歩したら「完全に解決」と言った意味が無いし、結局はこれまでと同じくズルズルとこの問題が今後も続くことを確定してしまうだけ。慰安婦合意では日本は譲歩しないけれど、経済協力なら考えるというのが、日本側の落としどころでしょうかねぇ。でも、その為には慰安婦像の撤去は勿論、第二の謝罪ネタにしようとしている徴用工問題も蒸し返さないことをちゃんと釘を刺さないといけないけれど、それならそれでまた新たな反発を招くだけの気がする。

国と国との付き合い方は、右手で悪所しながら左手で殴り合うような関係を続けることだと思うけれど、特に韓国と中国に対してはこれまでは握手することはあっても殴る素振りすら見せることは無かったわけで、それがある意味彼らが日本に対して高飛車に出るような状態にしたのかもしれない。とは言っても、過去に戻ってやり直すことが出来ない以上、今から何をすべきか考えるべきで、個人的にはこれまでの合意はちゃんと守れ、日本としてはもう何袖は振れないという事を厳格に見せるべきでしょうね。それで反発するならするで、こちらから冷却期間をおけば良いだけの話だし。先日の旭日旗の話や、それ以外の色々なことをまとめて見ていると、どう見てもあちら側が日本に難癖を付けて少しでも有利になろうとしているようにしか見えない。しかも、それを一度矢って解決するわけでは無く、彼らが欲しているのは見返りでは無くそう言う立場、相互の関係がずっと続くことなんですよね。解決することが目的では無く、常に彼らが羽化から目線で話しが出来るような構図が続くことが目的。だから、ゴールも動かすし、怪しげな理由も幾らでも出してくる。毎回、任期終盤になりレイムダック化した大統領に頭が痛くなりますが、今回は最初からその状態が始まりそうですね。これが日韓関係の終わりの始まりになったりして。

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