2017年5月30日

機内持ち込み禁止

まだ決定では無いけれど、米国の国土安全保障省のケリー長官が、パソコンやタブレットに電子ブックなどのデジタルデバイスを米国から離発着する航空機へ機内持ち込みすることを禁止するかもと発言した問題。現在でも、中東などからのフライトを対象に機内持ち込みが禁止されているけれど、それを全てのフライトに拡張しようという事で、これ本当になったら困るなぁ...

TLを見ていると、私以上に航空機を利用していそうな人達の中では、「これでゆっくり機内で酒が飲める」とか「パソコン持ち込むなんてダサい」みたいな意見が結構多くて一寸ビックリ。私は、必ず機内持ち込みにしていて、ただ機内で使用する頻度はほとんど無いのですが、それでも機内持ち込みにしたい理由は二つあって、一つは精密機械であるパソコンですから預け入れ荷物の中に入れて運びたくないという事と、手荷物として預けた場合積み込みミスなどで到着した時に手元に戻らない可能性があるのがいやという事。

最近のパソコンは、HDD使用機はどんどん減っていて自分が今使用している機種もSSDなので、基本的に衝撃でデータ喪失する危険性は先ず無いと言って良いと思います。ただ、機内に搭載する時の様子を見ていると、パソコン本体をかなりクッションとか衣類とかで来るんでショック対策しておかないと、衝撃によるトラブルが心配。特に私は、往路は比較的に持つが少なくて、米国で買い物をして復路はキャリーバッグが一杯になって戻ってくるパターンが多いので、往路は仲でかなりガタガタしそう。また、私は今のところそう言う経験は無いけれど、乗客と預け入れて荷物は必ずしも同じフライトで運ばれるとは限らないし、どうしても搭載ミスは発生するもので、その時に必需品の一つであるパソコンが手元に無いのは困る。セキュリティ的にも、パソコン内部に機密データを入れられなくなるから、USBとかに別に入れてハンドキャリーするとか、クラウドに保存しないといけないけれど、そうやってデータを分散させるとデータの整合性がとれなくなる可能性も生まれるしリスクも大きくなるし。

今回パソコンだけで無く、タブレットや電磁ブックリーダーも持ち込み禁止の対象にするとしているけれど、これはこれで航空会社側も困るでしょうね。最近では機内AVは機内のディスプレーでは無く、個人のタブレットなどで視聴するように変更されているから、それが出来なくなる。スマホの持ち込みは許されるみたいなので、スマホ利用では可能だろうけど、それではわざわざ機内AVを移設した意味が薄れてしまうし。日本だとまだ余り見ないけれど、USの国内線等だと結構電子ブックリーダーを使用している人は多いんですよね。国内線でも東西の移動だと5~6時間位のフライトは普通だし、日本以上に普及しているからこちらも影響が大きい気がします。例えばパソコンのバッテリーを外した状態なら機内持ち込みは許すとか(バッテリーは預ける)なら妥協点としては可能かもしれないけれど、最近の薄型のウルトラブックは内蔵しているからそれも無理。セットアップなどで電気的に本体から外すことは可能だけれど、それでは納得しないだろうしなぁ... 来月、GuamとBostonに行く予定を入れていますが、直前に急に「禁止」とか言われたら困るなあ...

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