JR東海・JR西日本が運営する、東海道・山陽新幹線から、喫煙者量を含む編成が2020年春迄に全廃されるという記事。非喫煙者の自分としては一見嬉しい有りがたいニュースのように感じられるけれど、でもよくよく考えるとこれによって非喫煙者は逆に喫煙者の二次被害に遭遇する確率が増えるかもしれない。この記事、確か喫煙車両があるのは700系の編成で、これは今のところ「こだま」と「ひかり」でのみ運用されていて、それがN700系/N700A系に置き換わるという話だと思います。で、N700系/N700A系もたまに「こだま」「ひかり」の運行に投入されるんですが、この時タバコ被害が無くて快適かというと、実はそうでは無い事は私も何度もここに新幹線シリーズで書いているところ。
つまり、以前のように3号車とか16号車という喫煙車両があると、喫煙者はその車両に集まるため、それ以外の禁煙車両との棲み分けが出来ていたんですよね。所が、喫煙車両が無くなり、喫煙は幾つかの号車の喫煙ルームでのみ可能となると、その近くの禁煙席は勿論、数量離れた席にも喫煙者が座ることになります。しかも、車内に喫煙できる場所があるから、車内に入ってからも喫煙して、その後また禁煙席に戻ってくる。当然、匂いも一緒に戻るわけです。ヘビースモーカーの場合、実は喫煙ルームに行く前から衣服にタバコの臭いは付いて臭いし、酷い人は普通に呼吸をしていてもその臭いが酷い場合も。だから、その車内・編成無いに喫煙ルームが存在しているうちは「全席禁煙」なんて言う事は言って欲しくない。
何時も書いていますが、新幹線よりもより長い時間密室に閉じ込められる航空機ですら完全に機内禁煙なのに、何でもっと短い時間の利用である新幹線に喫煙ルームがあるのか、そこをもっと真剣に考えて欲しいですよね。一番利用頻度の多いだろう東京・大阪で約2時間半。大体1時間から2時間程度も我慢できないのって、何だろうかと小一時間。JR東海は、リニアが完成した時にも車内に喫煙ルームを作るのだろうか。今のところ、品川-名古屋は40分一寸の予定ですが。
本当の事を言えば、駅の喫煙ルームにしても、出入り口にはシャワーカーテンを付けて衣服や髪の毛に付着した匂いは取って欲しいし、さらに言えば喫煙後は歯磨きとかマウスウオッシュで息もそれなりの状態にして欲しい。普通に呼吸しているのに、脂臭い匂いが隣から漂うんですぜ、酷い人は。勿論、喫煙だけじゃ無くて、例えばコロンやパフューム等の匂い、体臭、いろいろ似たようなものはあるから、それらに対しても同じように注意して欲しい。ただ、喫煙に関しては、早急に対応可能だし優先順位的にも高いんじゃ無いだろうか。
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