2017年5月11日

「知日派」の罠

韓国大統領に就任した文在寅氏が首相に指名したのが、「知日派」として知られている李洛淵氏という記事。この李氏は、日韓議員連盟の副会長を努めていたり、特派員として日本での滞在経験もあるという事で「知日派」と言われてるらしい。ただ「知日」かもしれないけれど「親日」かどうかは別問題ですよね。実際、日本への大使経験もある中国の王毅
外相は、親分の習近平書記長の意向なのか外相就任後は反日というか時には日本を無視するような立場をとり続けているわけですし。

日本人の気質なのか、そう言う国民性なのか、海外の要人が就任すると、必ずと言って良いほど「親日」とか「知日」という事を気にするような気がします。海外の場合は、「〇〇の専門家」とか「××の養殖を長く努めて」という、これまでの経歴を重視するのに、日本の場合はそれよりもそれまでの日本との関わりを重視して、日本よりなのかそうで無いのかというのが報道の基準になっているようなきも。勿論、日本に対して理解のある人前向きな人が日本との対応窓口になってくれることに悪い事は無いのだけれど、本当にそうなのかどうなのかは実際にその人年毎をしてみないと分からない。一般のビジネスもそうだけれど、最初から思い込みや過剰な期待を前提に付き合い始めると、ギャップに気が付いた時の衝撃波大きくなりますよね。

韓国との関係を良いものにしていくことに異論は無いし、その為の努力はすべきだとは思うけれど、それは相手もそう言う気持ちなり目標を持っていればこそこちらも努力する意味が生まれるわけで、正直なところそう言う雰囲気は韓国からは感じられない。解決するための反対では無く、反対するための反対を続けることが一番重要という考え持っているようにしか見えなくて、それって何処かの国のデモが全て解決すると考えている左側の集団の人達と何故か共通している気が(笑)。

日本に対しての厳しい態度を売り物に選挙戦を戦い大統領に当選しただけに、直ぐにその姿勢が無くなることは勿論変わることは先ず期待出来ない。多少の冷却期間をおいて数年後くらいには少し風向きも変わるかもしれないけれど、これまで韓国の政治を見ていると、時間が経過すればするほど政権に対しての支持率は低下して区分けで、その支持率低下の対策として反日を利用するのが常。となると、最初からマイナスでスタートしているこの問題が数年後に改善するとは到底思えない。そうなると、今回の様な弾劾裁判で大統領が再び辞任すれば別だけれど、任期一杯5年後までは失礼にならない程度に距離を置いて付き合うふりをするのが一番かも。正直なところ、日本から何か言うのでは無く、相手から何か言ってきたら、受け取るだけでそのまま放置の五年間でも良いような気がする。で、本当の意味での「知日」「親日」の人ならば、そうなる前に何か自らアクションを出してくるだろうし。そう言う意味で、ある種良いリトマス試験紙になってくれるのかも。

0 件のコメント:

コメントを投稿