2017年4月14日

LINE経済圏

LINEとKIRINが協業して、LINE対応の自販機を展開するという記事。不勉強でよく知らないのですが、LINEと自販機が通信する「ビーコン」ってなんだろう。で、困ったときにはGoogle先生、ものの1分も絶たずに、こんなサイトを見つけてくれます。あぁ、Bluetoothベースなのか。それなら納得。いゃ、NFCみたいに専用のチップが必要かと思ったものだから。最近、Hilton等では「Digital Room Key」なるものをサポートしているけれど、あれもBluetoothで多分これを使っているんだろうな。私はLINEは使っていないから関係無いけれど、日本のユーザー数はかなりの物だから、これ差別化に繋がりそう。KIRIN以外のベンダーの自販機には入れさせるんだろうか。例えばAmazonブランドの自販機が登場して、Amazon Primeメンバー用のサービスを提供するとか可能性はあるかも。

元々は簡易的なチャットツールだったLINEが、その個人同士のネット接続の簡単さを利用して、さまざまな「*2*」系サービスに拡張を進めています。「LINE Pay」なんて、ほんと友達申請する感覚で支払が完了するし、最近ではLINEを期間にして、AIやオペレーターを組み合わせたサポートスキームみたいなものも提案している。LINEでは無いのですが、社内のIT系サポートシステムもMicrosoftのLync (今は、Skype for Business)を使って、リモートで障害診断やトラブル解析をやってくれますが、最初に経験したときにはちょっと感動物でした。昔昔、もう30年近く前、電話回線(アナログです)を通じて、相手のコンピュータールームに設置したセンサーを呼び出して障害発見とか診断をするツールに関わったことがありますが、あの当時はまだ技術的に未熟な部分も多くて大変。それが、今ではスマホのタップ一つですからねぇ...

正直、単なるテキストメッセージアプリだったLINEがここまで社会生活の基盤システムに成長するとは、誰も予想しなかったのでは。で、素人の想像だけれど、多分同じような発想はどこも持っていて、技術的には可能だし直ぐにでも実現できる物だったけれど、結局お金が絡んだりするとセキュリティとかにどうしても重心が行くから、そこで二の足を踏んでしまうのでは。ある意味LINEは、その当たりはいい加減とは言わないけれど、ある程度割り切りというか、想定リスクみたいなものを設定して自ら必要十分と考えているんじゃ内だろうか。そう言う柔軟な発想や作り込みが出来るのが、多分この会社の強みなんでしょうね。ただ、このままだと日本の経済はLINEに乗っ取られてしまうかもしれない(笑)。世界的にLINEユーザーは多いけれど、でもまだまだ日本国内が中心なわけで、これが例えばUSで同じように使えるとか、ヨーロッパでも、中国でも、という話になれば面白いのだけれど。中国などは、すでに同様で先行しているサービスが幾つもありますからね。日本でLINEがある程度の社会インフラを作ったら、逆に彼らは日本語化した彼らのツールを持ち込んでくるかもしれない。そうなると、実は販売店側は日本人だけでなく中国人対策も同時に出来る事になるから、LINEだけよりもメリットはあるだろうし。

LINEはBitcoinみたいな仮想通貨ではないけれど、LINE仮想経済圏みたいなものが出来れば、そこで決済される様々なお金のやり取りはデータのやり取りに変換されて、結果的にLINEの上で動くとになるわけで、そうなると私みたいなLINEやってない人は原始人のように取り残されるんだろなぁ。いゃ、現時点で知らないうちに既に取り残されているのかもしれない。

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