2017年4月19日

無人コンビニ

コンビニ大手五社が、平成37年までに電子タグを利用した無人レジを進める事に合意したというニュース。効率化やスピードアップの為もあると思うけれど、それ以上に特にコンビニ等の場合は人件費削減、要員の確保不足と言う理由が大きいんでしょうね。まぁ、今でもコンビニなどの商品には製品間利用のバーコードが添付されているから、同様に電子タグを付けることはそんなに難しくないのかもしれないけれど。自分の今のイメージだと、田タグの回路が含まれたシールを、一つ一つの商品に貼り付ける感じだけれど、これがパッケージ印刷と同時に印刷するような形で出来たら、それなりに普及すると思うけれど。

一方でコンビニの場合だと、売れ筋である例えばタバコだとかコーヒーやお惣菜などでは対面販売がまだ必要だろうから、完全無人か店舗となると商品も限定されるでしょうね。パンとかペット簿輝などのような納品される商品だと、製造側で電子タグを添付すれば良いけれど、店内で作って販売するようなもの等は対応が面倒かも。多分、電子タグだけで精算出来るレーンと、店員の対面販売が必要な商品も含むレーンが分かれるんでしょうね。また、記事の写真だと専用のレジカゴを使っているように見えますが、そうなるとお客さんはカゴから袋に入れ替える必要があるから、これは拙いのでは。電子タグを使っているわけだから、電磁波特性を遮断しないような袋とか最初から利用出来る仕組みにしないと、レジでの袋への詰め替えで停滞する気がする。

自動車の自動運転と同じように、流通における無人レジ化というのも一つの「夢」なんでしょうね。個人的には、それって規模の大きな自動販売機の中に自分が入って買い物することになるような気がするんですが。そうそう、大規模な自販機や色々な商品の自販機を広い店内に並べたら、それはそのまま今でも「無人化コンビニ」になりそう。ただ、商品を探すだけでかなりあちこち移動しなくちゃいけなくなりそうだけれど、それはそれで健康増進にも繋がるか(笑)。

ネット販売が主流になり、それまでの実店舗を訪問して店員さんとかスタッフと会話しつつ色々なビジネスチャンスを探るような対面販売が減ってきているけれど、実店舗ですら無人店舗になってくると、ますます人との繋がりは疎遠になりそうですね。一番の繋がりがLINEとかテレビ電話とかの時代になったら、みんな顔を隠して対面販売を経験するようになるのかも。それはそれでかなり悲しいけれど...

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