内閣府の調査による、現在の社会に対しての満足度。「満足している」が65.9%と前回から3.9%アップして歴代最高。「満足していない」も3.9%下がり33.3%となり、歴代最低に。不満な点の最大理由は「経済的ゆとりと見通しが持てない(43.3%)」と言う事で、景気向上の恩恵は感じられないものの、全体的な社会環境の向上は感じているという事だろうか。つまり、求人率や就職率はアップしているので、社会的には不満は無いけれど、いざ仕事をしてみるともう少し給料が欲しい、もう少し贅沢するだけの余裕が欲しい、という感じだと思うと、なんとなく腑に落ちる結果です。
人それぞれ感じ方や印象は異なると思うけれど、自分の感じでは7~8年から5~6年位前の間に感じていた「不景気」という印象は今は無くて、2000年代前半なくらいの「賑やかさ」は待ちの中に戻ってきている印象を受けています。その最たるものが、デパートとかショッピングセンターの混雑具合。昔だと、混雑しているのはディスカウントショップとか、薄利多売の卸センター見たいなお店ばかりで、一般的なスーパーとかショッピングセンター・モール、さらには百貨店などは閑古鳥が鳴いていたけれど、今ではそう言う場所にも人出が多くて、週末などは混雑が酷くて一寸出かける気持ちか失せるくらい。平日に言っても、時間帯によっては結構人手が多いんですよね。
流石にデパートなどの場合は、売り場によっては厳しい状態を見ることもあるけれど、それでも週末はかなり人でも出ている気がします。人出=売上げアップ、に繋がってはいない部分もあるだろうけど、これまではその肝心の冷やかしの人ですら無かったわけですから、それを思うと外に出るだけの余裕は出来てきているので、次はそこで何か購入したいという購買意欲を有無一手が欲しいところ。今年や来年はまだまだ厳しい印象が残るかもしれないけれど、2019年のラグビーワールドカップ開催や、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催はかなりの呼び水になるのでは。個人的期待も含めてですが。
東京などの大都市圏は、人口流入もまだ起きているし、それだけ人が多く集まって居るという事は一寸した動きでも大きな効果に繋がるだろうけど、浜松くらいの都市規模では、しかも浜松の場合は郊外に広く広がっている都市構造なので、中々そういう恩恵を感じるところまで入っていません。でも、週末一寸周辺を車で走っていても、以前よりも高級車を見る機会は増えている気がするし、第一車の数が多い。浜松は車社会で、移動は基本車利用しか無いので、それだけ人の流れが生まれているという事でしょうから、これは経済活動に関しても同じ事が言えるのでは。駅ビルの専門店にしても、駅横の百貨店にしても、やはり混雑具合は増えている気がします。
正直一時期のデフレで思いっきり所得にしても消費にしてもそこまで言ったわけで、そこから回復するにしても、どの時点まで戻ったら「回復した」と言えるのか。バブルの頃まで回復するなんて言うのは、先ず有り得ないだろうし、その前当たりくらいまでは、リーマンショック前位迄ならいいのか、難しいところです。指数によっては、リーマン前くらいまで回復しているという見方も出来るみたいですが、そう言う意味ではそこそこ今の社会派悪くない状態と言って良いんじゃ無いだろうか。七割近い人がそう感じているという事は、結構本格的な状況じゃ無いかと思うんですよね。そう言う気持ちを、先ず確実にしていくことが、さらに景気が良くなる潤滑になる気がする。
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