2017年4月3日

プロジェクトチーム

東京都とか民進党は、何かあると「プロジェクトチーム(PT)」とか「〇×□調査チーム」みたいな物を作っているけれど、それらのチームなりグループが何か結果を出したという記憶がほとんど無い。これ、企業活動でも有る事ですが、特に自分が所属している開発関係とか多分製造関係も同様だと思うけれど、一つの製品開発で何か問題が発生して、その理由がよく分からなかったり、問題の影響度が大きいような場合には、「〇×□タスクチーム」とか「検証チーム」みたいな特別なチームを編成して、その問題解析とか将来に対しての対策アクションを提案したりしています。

こう言う組織と言うかチームを作る最大のメリットは、当事者とは関係の無い第三者が客観的にプロセスとか内容を検証して批評や判断が出来る点でしょう。当事者が自ら検証することも、その背景や内容を深く理解しているので、より効率的に詳細に検証出来るメリットは有るけれど、どうしても当事者としてバイアスが掛かることもあるだろうから、伽つ感的な検証作業に曇りが生まれる可能性もあり。だから、第三者による検証作業の方が良いというのが定説。

で、そういうPTなりのチームを立ち上げて検証することは、所謂P(Plan)、D(Do)、C(Check)、A(Action)のPDCAサイクル回す上で良いのだけれど、毎回毎回そればかりやっているのって、其れ以前の検証結果がちゃんと反映されていないという事でもあるし、あるいはそう言うPTが何か問題が発生した時の免罪符になる事も考えられます。検証して更新したはずのプロセスが機能していないという事でもあるわけですからね。だから、やたらとPTとかタスクチームみたいな独立組織のようなグループが幾つも生まれてくるというのは、それだけ自由度が高いという事も言えるだろうけど、組織体としての体を成しているのか疑問。

少なくともこう言うチームを立ち上げる場合には、まずは「何時までに何をして何を成果物とするのか」という事が明確にならないと、単に言い訳で作ったようにしか感じられない。少なくとも「何時までに、何を出す」という事を明確にせずに初める事は無意味。言い方は悪いけれど、単に集まって雑談して終わり、みたいな事になりかねない。結局は、結論なりゴールを示せない小池都知事が、時間稼ぎ、自分の責任回避の為に作り始めると言われても仕方ないなという感じですよね。それは民進党も同じなわけで、あれだけ何たら調査チームを立ち上げながら、その成果が何も見えない。少なくともあれだ何たら調査チームが立ち上がって、本当に成果があったなら、それを国会の予算委員会なりで質問すれば良いわけで、それが無くてもういい加減ウンザリしている森友学園の話しか言わないのは、彼らも作っただけで終わりと言う事でしょうね。

結局は時間と人材とお金の無駄だなぁ...

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