1年前に発生した熊本地震。「えっ、まだ一年なの」と思った理由は、若しかしたら東日本大震災のイメージと被ってしまい、あの頃に熊本地震も発生したように記憶になっているのかもしれない。一周年というので、現地の様子も詳しく放送されていますが、まだまだ復興というにはほど遠い場所も多いことに驚きます。熊本市内側は、それでも進んでいるんだろうけど、阿蘇山を挟んだ東側の山間部は、まだ道路が寸断されていることも有り、ほとんど手つかずな場所も多い様子。無理なことは分かっているけれど、何とか早く復旧・復興して欲しいのですが...
何百年、何千年も未来になれば、自然災害の予知だけでなく、その対策等も可能になるのかもしれないけれど、今のところ我々はいつ来るか分からない自然災害を想定しつつ、回避可能ならそれもするけれど、基本的には災害が来る物と想定して、その後をどうリカバリーするかが重要。とは言っても、地震ならまずは住居を堅牢にするとかそう言うことから始めないとイケないわけで、さらには食料や水の備蓄などという事になるんだろうけど、分かっていても中々そういう準備は難しいですよね。
静岡県やその沿岸地域は、大地震が想定されていてそれなり準備や訓練が進んでいるけれど、正直自分の周りの地域は沿岸部から内陸にかなり入った場所にあるので、そう言う対策意識は決して高いとは言えません。住居が密集しているわけではないので、火災など発生してもそれ程被害は大きくならないかもしれない。水と食料の備蓄さえ有れば何とかなりそう、という油断がまだまだ大きいと言えるでしょうね。本来なら、いつ来るか分からない災害だから、例えば真冬に発生する事も考えて暖房器具とかも準備するべき何だろうけど、これからの季節を考えると中々そこまで考えも手配も回らないだろうなぁ。
阪神、東日本、熊本の地震はこれからも暫くその時が来れば記憶に蘇るでしょうけど、それ以外にも大きな被害があった新潟とか北海道の利尻とかの事は、正直その地域の人以外の記憶にはもうほとんど残っていないでしょうね。最近では、阪神の記憶も薄れだしているし。人間は、記憶が消えていくことも次の成長のためには必要だけれど、消してはいけないこともあるわけで、そう言う意味でこう言う「何周年」という日が1年ごとに巡ってくることを軽んじてはいけないでしょうね。
0 件のコメント:
コメントを投稿