2017年3月3日

特大ブーメラン

Diamond Online、窪田順生氏のコラムから、ここ数日国会やメディアを賑わせている「森友学園問題」について。正直、これといった「攻め手」が無い野党にとって、今回の森友学園問題は渡りに船の話題。WSJで予算委員会での内容毎の占有時間を放送していたけれど、この森友学園関係の話が50%以上を占めている。いゃ、恣意的な国有地の払い下げは重要な問題だと思うけれど、今話をしなきゃいけない話題でも無いだろう、と小一時間。

この幼稚園での教育方法や教育方針は、決して誉められた物じゃ無いし、仮に自分に子供がいても通わせる気はさらさら無いけれど、どこを選択しようかは個人の勝手。それなりの人数の子供が通園しているという事は、ここの方針が良いと思う保護者がいるわけで、それも個人の自由。で、野党などは「戦前の強制的な教育勅語を覚えさせるのは怪しからん」とかいろいろ言っているけれど、それって多分所謂「右翼的」な内容だから反対しているわけで、逆にここで教えることが「マルクスレーニン主義」であったり「リベラル的な内容」などの所謂「左翼的」な内容だったら彼らは同じように「恣意的教育」として文句を言うのだろうか。実際民進党の有力後援団体の一つは「日教組」な訳ですし、既に引退しているとは言え、山梨教組の首領(ドン)輿石氏も在籍していて、与党時代には結構色々やったわけですし。大体「教育に政治的中立は無い」という迷言も残されているわけだし。実際「アベ死ね」のビラを幼稚園保育園生に持たせた写真なんかも出回っているし、正直どっちもどっち。と言うか、子供を出しに使うのは左方面の常套手段のような気がする。

本件の一番の肝は、やはり払い下げ時の酌量が有ったかどうか、有った場合にはそれが適切だったかどうか、という所だと思います。今のところ、これという確証は無いけれど、色々な場所で按配されたような雰囲気はありますよね。ただ、明らかに立証できる証拠も今のところ出てこない。逆に、「朝日新聞築地本社の時も同様の手続きです」とか言われたら、メディアも一寸考えてしまうだろうし。それでも追求できたら、しかもそれが朝日新聞なら、ちょっと見直すけれど。あるいは、最近富みに話題になる朝鮮学校への無償供与とか今回以上の割引率とか、叩けばどちらにも埃は出る。ただ、鴻池議員の説明会見で自民党側は関係無いことをある程度説明してしまっているから、「教育の中立性」と言う事で攻められたら、逆に民進党としては日教組に反応されていくと困るのでは。

ただ、国会で質問する内容の裏付けは週刊誌情報か新聞記事からでは、自民党としても楽な物では。それに、いざとなれば代表の二重国籍問題とか、ガソリンプリか問題とか、幾らでも今のところ見ない振りをしている弱点は幾らでもありますからね。逆に、独自調査で今回の鴻池事務所の内部文書を入手した共産党は、あるいみ仕事しているけれど、でもどうやって入手した物なのかその方法が凄く疑問。あれって、その入手経路を確認しないのだろうか。例えば一般の裁判でも、違法に入手した証拠では有罪にならないと思ったけれど。それこそ、事務所内にスパイがいて、ああいう情報を流しているとか、夜間に侵入して... という想像しか浮かんでこない。そういう所が、共産党、共産主義の怖いところですよね。彼らは共謀罪に関していろいろ文句を言っているけれど、まさにその中で危惧されているようなことをやっている気がする。そっちの方が、国民にとっては重要事じゃ無いかと思うのだけれど...

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