2017年3月9日

動態調査

プレミアムフライデーの状況を、携帯・スマホの移動体履歴から評価した記事。アンケート調査も手法の一つだけれど、どうしても個人的な思い込みみたいな物が入るし、母数も限られる。でも、携帯・スマホの動態経歴をタイムラインで並べれば、先ずほとんど性格に誰が何時何処にいて其処から何時何処に移動したか把握出来るわけで、それを通常の金曜日と比較して有意的な差が生まれれば、それはプレ金の効果と言えるのでは。

可能ならば、今の月最後の金曜日では無く、例えば真名くらいの金曜日では効果に違いがあるのか見ることが出来ると面白いですよね。特に、今月は年度末で一番忙しいときにプレ金が来るわけだし、来月はG.W.の初めの時だし、条件的にちょっと厳しい気がするから。やはり、第2金曜日とか月の中くらいにあると、効果ももう少し出るんじゃ無いだろうか。

東北の震災の時に、車の位置情報を収集して、実際に車が利用出来る道路情報を自動車メーカー各社がデータを持ち寄り作成して役立ち、その結果そう言う仕組みも今は出来たり、天気予報でも現地にいる会員がリアルタイムに天気情報を送ることで、より精度の高いピンポイントな予報が可能になったり、やはりどれだけ広範囲にしか氏密度濃くセンサーをばらまけるかが、この手の調査には必須。しかも、人手を介さずに自動的に情報が集まることが重要で、勿論其処にはプライバシーの問題も考慮する必要はあるけれど、「携帯・スマホ=人」という単純な関連付けから全体の動向を見ることだけでも、これだけ意味のある情報が生まれてくるのは一寸感動的。

確か東北の震災の時に帰宅困難者が多数発生した教訓から、スマホ等を利用して人の密集している地域を回避させたりする技術やシステムが生まれたと思うけれど、そう言う形に情報が自動化されていくことには個人的には賛成。ある意味、「神の目」を許すことになるので、運用には慎重にあるべきとは思うけれど、往々にして間違いやすいのは局所的な極端な例のみに集中して事を進めてしまい、結果的に全体から見たら非効率で不平等なシステムになってしまうこと。それさえ解決回避出来るのであれば、今の時代ですからこう言うデジタルデバイスやネットワークを利用して、より良い生活環境を作っていくことも重要でしょうね。

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