いゃぁ、何年ぶり、何十年ぶりに聞いただろうか、この名前。「レフレックスラジオ」。シリーズ化されていて、第三弾なんですね。第一弾がゲルマニウムラジオ、第二弾が高周波増幅のストレートラジオ、そして第三弾がこれと、仰るとおりラジオのタイムラインをなぞるような企画(笑)。
私も子供の頃はラジオ少年でしたから、ゲルマニウムラジオは自分でコイルを巻いて、時にはバリコンも自作して(アルミ板をビニール袋で挟む)、幾つも自作しましたねぇ。自宅が田舎の農家だったので、自由にアンテナ貼れたし。アンテナも、2芯の電源ケーブルを裂いて作ったものから、そのうちに動線を購入してきたり、何十メートルと貼っても問題無いくらい当時は広かったから(笑)。確か地元局のNHKとかSBS(静岡放送)なら、電波が強かったからスピーカーも鳴らせたはずですね。
レフレックスラジオは、高周波と低周波増幅を一緒に一つのトランジスターで行うので効率が良いラジオみたいな紹介をされてい、よく電子ブロックで作っていた記憶があります。2石レフリックスとか3石レフレックスっていうのもあった記憶が...
当時はAM波のみで、FM放送も始まっていない時代だったから、ゲルマニウムラジオも利用出来たけれど、今ではAM波もFM化していき、昔のように自由に視聴できなくなってきましたからね。と言うか、自分自身ラジオ受信機やチューナーももう保有しておらず、ラジオを聞くときは自動車のカーラジオか、Radikoですからねぇ...
今の人は、こんなアナログラジオの部品を見ても、何が何だか分からないだろうなぁ。ましてや、今では「放送」と言えばデジタル放送ですからね。電波を受信して復号すれば音になるわけじゃないし、便利になったのかどうなのか。災害時なんかのことを考えると、アナログ方式の方がこういった簡便な方法で視聴できるから良いと思うけれど、音質とか電波の有効利用など考えると、やはり時代の流れに任せるのが良いのかも。ただ、こう言う基礎技術は重要ですからね。興味を持ってくれる人が増えると嬉しい。言ってみれば、調理器に慣れた人がキャンプで自炊とかして感動するみたいなものなんだろうな。それはそれで、裾野が広がると思えば貴重な経験だし、意味のある知識になると思いますね。
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