2017年3月27日

辻元疑惑 (3)

さらに続く新たな疑惑(笑)。森友学園の土地払い下げ問題は混沌としてきているけれど、そう言う場合には往々にしてこれまで隠れていた新しいネタが投入されるもの。今回、籠池夫人からのメールで言及された辻元議員の行動に関して、今日ご本人が釈明会見をするらしいけれど、その時に是非メディアの皆さんには森友学園小学校開設予定地に隣接する豊中市の公園用地払い下げに関しても質問して欲しいですよね。これ、以前も森友学園への払い下げの話を書いたときに、隣接地も何だかんだ補助金が入ってもっと安くなっているという話を書きましたが、その時には教育機関とは言え私企業への払い下げと、地方公共団体への払い下げでは、後者の方が何だかんだで補助金も受けやすいのかなと漠然と思っていました。ただ、実質的に元々の提示価格よりも格段に安い金額で豊中市が入手したのは事実。だから、隣接地の森友学園への払い下げが、あながち不公平という話ではないなとは思っていました。後に、いろいろと不正と思われる申請などもあったので、手続き的には駄目なんでしょうけど、色々な理由から売却価格が実質的に下がってきたことは、それ程不思議は無い。

で、今回辻元議員の騒動が出てきたときに、その豊中市への払い下げがどうもきな臭い話があるようなことが分かってきて、なんとなく「然もありなん」みたいな(笑)。現在「野田中央公園」として整備されている森友学園小学校用地の隣接地は、森友学園の用地よりもやや広い面積で、当時の地価としては約14億円。それが、民主党が政権を取った途端に、様々補助や交付金がつき、実質2000万円余りで購入可能になったという不思議。しかも、この時の国交省副大臣が辻元氏ということで、ここはちゃんとした説明が必要では(棒読み)。問題なのは、この土地取得自体で辻元氏本人が何か利益を得るという事は無さそう何ですが、実は以前から地元の生コン業界との関係が噂されていて、本命はそちらが工事樹長をすることでは、と言うのが今の疑惑。当時始まった民主党政権では「コンクリートから人へ」をスローガンにして、不用不急の公共事業は止めるなり停止していた時代で、そんなときにこんな棚からぼた餅の補助とか出るのも不思議。流石にもう10年近く前の話なので、国交省などでの書類も残っていないだろうから、忖度の状況などは調べても分からないとは思うけれど、工事の請負記録などは調べれば分かるだろうから、このあたりを精査すれば何か見つかるかも(をぃ)。

別に、身に火の粉が降りかかってくるから追求もそこそこにしろというつもりは無いけれど、今回の森友学園に関しても、本当に追求すべきは国有地の違法払い下げの有無なわけで、その他の事柄は正直大阪府なりが独自に調査すれば良いだけの話。今話題の中心の昭恵夫人の件も、ご本人の行動に軽率な点があったことも事実だけれど、特にこれだけ国会の場を通じて議論するような話でも無いし、正直もっと早時期に安倍総理の責任を表明して幕引きしておけば、野党側としては印象操作と言う意味では得点して終わっていた案件のはず。所が、其処にこだわる余りに、これまで得点を全てチャラにして逆に大きく失点しそうな所まで来てしまった。さらには、もっと大きな疑惑もあるみたいだけれど...

2月の終わりに、今回のメール公開でも問題になっている現地調査をした割りには、その後の彼女の発言が静かで一寸不思議な感じもしていましたが、それはどの人も同じようでTLには「辻元が静か」みたいな事が結構流れていました。元々後ろめたいことがあったなら現地調査などに行かなければ良かったと思うけれど、現地に行って初めて「これは拙い」と思ったのだろうか。いずれにしても、知らない振りをしていればこんなに大騒動になる事も無かったと思うけれど、今日会見するという事で自らパンドラの箱を開けることにならなければ良いけれど。逆に会見に同席するメディアが、どのように追求するのか、それにも興味が有りますね。あれだけ昭恵氏には追求していたわけだから、同じ程度とは言わないまでも、ちゃんと納得のいく説明がされるくらいの追求はしないと、メディア時代が疑われる。フェイクニース、フェイクメディアが日本で定着する自体になるかもしれない。

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