2017年2月7日

Super Bowl LI 雑感

昨日は朝からSuper BowlのTV観戦。こういう時、在宅勤務の有難味を感じます(マテ)。初優勝を狙うオフェンスのFalconsに、二年ぶりの優勝を狙うディフェンスのPatriots。序盤からFalconsが得点を重ねて、21-0と大量リード。2Q最後にPatriotsはFGで3点を返すのが精々で、正直この時点で「あぁ、試合決まったかも」と思ったのは事実。後半3Qに入ると、まずFalconsがTDを奪い28-3と25点差リード。ここで中継のアナウンサー氏が、過去のSuper Bowlで最大の逆転勝利は10点差とか身も蓋も無い事を言いだしたところから、Patriotsのオフェンスがすこしずつリズムをつかみ出します。

3Q終盤にTDを奪うもTFPキックは失敗。しかし4Qに入るとFGを成功させて28-12と2ポゼッション差まで点差を詰めると、4Q中盤にTDを奪い、さらに2ポイントコンバージョンではQB横のRBへダイレクトスナップをしてTD。同点の可能性が見えてきます。この後のFalconsは、一時は勝利を確定するFGレンジ内に進むも、QBサックで大きく後退。パントで攻撃権を得たPatriotsは、パスが繋がり前進。途中、ディフェンスが弾いたボールをWRのエデルマンが飛び込みながら地面すれすれでキャッチする「スーパーキャッチ」を見せて首の皮一枚で攻撃が繋がると、最後はRBのホワイトが飛び込んでTD。試合を決める2ポイントコンバージョンもルックインパスが成功してとうとう同点に追いつきます。この時点で1分弱試合時間が残っていたので、FalconsとしてはFGでサヨナラ勝ちの可能性もあったけれど、ここでPatriotsが厳しいディフェンスで凌ぎきり、試合はSuper Bowl初の延長戦へ。

コイントスでPatriotsが先行を選択出来たのも、この試合勝因の一つかもしれない。4Qでモメンタムを掴んだPatriotsオフェンスは、パスが繋がり前進。相手の反則にも助けられてゴールライン直前まで進むと、最後はRBのホワイトがまた飛び込んでTD、サヨナラ勝ち。凄い試合でした。特に逆転サヨナラへ繋げたWR#11エデルマン(#11 Julian Edelman)は凄かった。本当に一度手に入ったボールが相手選手の足に邪魔されて浮くんだけれど、それを本当にフィールドと指一本くらいの空間で再度確保して、そのままダウン。しかも感心したのは、そのプレーが終了した直後に、3方向くらいから審判が走り寄ってきて、しかも全員が「レシーブ」のサインをしていたこと。確かに、その直後に何度も再生されるリプレービデオを見れば、紙一重でボールがキャッチされてコンプリートしていることは分かるんだけれど、インプレーのあのごちゃごちゃした瞬間に見極めるというのは凄いと改めて感心しました。NFLの試合では"The Catch"と呼ばれるその試合を決めるTDレシーブの場面が幾つかあるけれど、あのエデルマンのキャッチはそれと並び称される"The Catch"と呼んでも遜色ない気がしますね。

これまでで多分最高の接戦となったSuper Bowl LI。今年のNFLの試合も今回の様に接戦・熱戦が合ったし、Xリーグの試合でも同じように最後の最後まで結果が分からない試合が沢山ありました。ふと思ったのは、こう言うレベルの高い試合をやらないと、もう勝てない・勝ち上がれない時代になったんだなと言う事。その為には、最後まで諦めない、自分達のやって来たことを信じて最後までやり抜く気力というのが、一番重要だなと再確認しました。その為には、人一番の体力や技術に知識も必要だけれど、結局は最後に物を言うのは「気持ち」なんだと強く感じました。ハーフタイムのLady Gagaのショーも素晴らしかったし、今年のSuper Bowlはこれまでで一番良かった気がしますね。録画もしているけれど、これはBlu-rayへ保存かな。

0 件のコメント:

コメントを投稿