2017年2月1日

Googleリアルタイム翻訳

Googleが日本語に対応したリアルタイム機能。なかなか面白い機能で、結構使えるというのでメディア等で話題になっています。翻訳機能は昔からあるものの、入力としては英語なり日本語なりのテキストデータを読み込んで、それを翻訳するモノがこれまでのモノで、今回の様に「画像」から文字認識して翻訳するというのは新しい。たまたま今朝のテレビでも外国人観光客の人にデモをしている場面があったけれど、駅名とか標識などをリアルタイムに翻訳していて、かなり有効な感じ。

Googleがどの様なアルゴリズムで翻訳しているか分からないけれど、先ずはその画像データから文字認識をして切り出して、それを翻訳エンジンに投げて回答をうるという感じなんでしょうね。多分結構腕ずくな感じがする。で、可能ならばもう一寸スマートにして欲しいですよね。例えば、標識とか駅名などの固定された情報に関しては、予めその画像データに紐付けした翻訳データを準備して、そちらを優先して参照表示することで、翻訳精度を挙げると共に有効性もアップさせること。さらに位置情報やカメラの向きなども補足情報として利用することで、対象となる画像データの候補も絞り込めるだろうし、そこから得られる画像データの精度も上がるだろうし。そう言う作業を、Google自身がやっても良いし、例えばその地域の自治体や有志がデータ作成と入力とメンテナンスをすることで、特定の地域の情報密度を高めることで、海外からの観光客の認知度アップと好感度アップに繋がるんじゃ無いだろうか。Googleも全て自前でやるだけで無く、そう言う地域振興に近いモノと協業すれば良いのに。

これがあると何が便利かというと、今は色々な標識などに複数の言語表記を刷ることで付加価値を上げようとしているけれど、大多数の日本語利用者から見ると使いづらい。先日も羽田空港からモノレールに乗ろうとしたんですが、表示されたのがハングルで暫く待たないとどの種別のモノレールで何処行きか分からないと困った状態に。数秒の違いとは言え、急いでいる時には困ることも事実。こういう時に、この機能があれば旅行者にとっても元々の日本人にとっても利便性は高いと思うんですけどねえ。

個人的には、是非Googleにはこの技術をもっと洗練させていって、Gmailとか検索技術のように「普通に利用出来る」レベルにして欲しいですよねえ。2020年の東京オリンピック・パラリンピックの有効な技術にもなると思うし。

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