2017年2月2日

平昌へのブーメラン?!

札幌で開催されるアジア冬季大会での宿泊先(ホテル)を巡って、中国とAPAが揉めているところに、今度は韓国も参戦。理由は、APAホテルの元谷氏の書籍に、南京の事件だけで無く慰安婦を否定する内容も書かれているからとのことだけれど、まぁ老婆心ながら韓国はこの件に関しては静かにしていた方が良いんじゃ無いだろうか。つまり、来年平昌で冬季オリンピックがあるわけですが、そのサイトに竹島を韓国領として掲載している件が、ブーメランになりそうな気がする。

韓国としては「これは否定できない絶対的な事実」くらいは言うだろうけど、日本としては、競技には全く関係無い場所が、わざわざ冬季五輪のサイトに掲載されているわけで、しかもその場所は過去何十年も日本が韓国の不法占拠を避難している場所なわけで、そう言う政治的な部分を競技とは関係のに掲載していることに、五輪憲章違反を主張できるんじゃないだろうか。多くの報道では、南京事件の記述に監視面白くない中国が、それを理由に横槍を入れて書籍の撤去を要求した、と言う事ですが一方でAPA側は指定ホテルになった時点で運営側から室内から全ての書籍雑誌等を撤去するようにリクエストされていたと言っている。多分、例えばイスラム圏ならば女性の肌の露出に関して厳しいルールがあるから、日本の雑誌なんか一発でアウトだろうし。だから中国としても今回の書籍撤去を要求しても、実は最初から無くなる予定だったわけで、それでは面白くないのかわざわざホテルの後退を要求してきたような印象も受けますね。今回の騒動を、より大きく広げてさらに影響度も大きくするために。で、一番馬鹿を見るのは平昌が人質になる韓国なのに、しゃしゃり出てしまった、と。

今回の騒動、結果的にホテルの知名度が上がり、書籍の売り上げも伸びたAPAホテルの勝利と言って良いんじゃ無いだろうか。まぁ、中国国内へのホテル展開や、場合によってはアメリカの中国系住民が多い西海岸地域への展開にも影響が出るだろうけど、中国が騒げば騒ぐほどAPA側は広告を出して貰っているような感じなんでしょうね。中国にしても、今回の騒動は日本を責める切っ掛けになったかもしれないけれど、逆に中国側主張の検証が始まる切っ掛けにもなるわけで、ユネスコ登録したのに未だにその内容が公開されていないことも、決してプラスにはならない。多分、彼らが登録に使用した資料を精査すれば、いろいろと怪しいところが見つかるでしょうね。そう言う意味で、早々にこの件は手じまいした方が良いと当事者は思っていたところに、韓国がさらに火に油を注ぎ始めたわけで、特に中国としては「余計なことを」と思っているかもしれない(笑)。いずれにしても、何故か最後にばばを引いたような気がしますね。

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