2017年2月8日

安と辛

月曜日の夜にNTV系「深イイ話」を見ていると、途中でタレントのアンミカ氏の話題のコーナーになりました。モデルとして、最近ではビジネスパーソンとして活躍している彼女は、元々は韓国の済州島で生まれて、ご両親と共に大阪に移り現在に至るという履歴。以前も別の番組で生い立ちを話す場面があって、幼い頃は兄弟も多かったことも有りかなり苦労して貧しい生活だったことは聞いて知っていました。その後お母様が病気で亡くなり、それからモデルとして活躍があり現在に至っているのだけれど、アメリカ人の旦那さんも居て、今風に言えば「セレブ」の一人。ご主人の収入だけでなく、ご本人もあちこちで活躍していて、少なくとも経済的なことを言えばイーブンな位じゃ無いだろうか。そういう意味で、苦労して努力して成功した人と言って良いんじゃ無いかと。

その当たりの話は何度かテレビで見聞きしていたので驚かなかったのだけれど、5人兄弟のうち本人も含めた4人がこの時画面に登場して、全員それなりに成功と言って良い人生を今送っているわけで、それを見るとたまたま彼女が運良くパリコレとか今のご主人と出会って成功のチャンスを掴んだわけではないことが分かります。5人兄弟の内、弟さん一人とお父様の事が触れられていなかったのは、何か問題というかこのコーナーの中の流れて気に拙い部分があったのかもしれないけれど、それでも5人兄弟の内4人が、正直貧しい子供時代から努力して人もうらやむような今の成功に至っていることは、それぞれ何かチャンスとか支援が合ったのかもしれないけれど、やはり本人が努力して才能を開花させて言った結果だと思うんですよね。彼女は済州島で生まれて大阪で育ったと言う事から、ご両親が日本に来たのは1970年代の高度成長期の頃だろうから、職を求めて日本に来たのでは思うけれど、それでも厳しい環境の中で日本での仕事で苦労しただうろことは想像出来ます。現在永住許可を得ているのだろうけど、色々と問題・話題になる韓国系永住者の中では成功者の一人なんだろうなと感じます。

この番組を見る少し前からネットで話題なっていたのが、辛淑玉氏の事。東京MXのテレビ番組「ニュース女子」で誹謗中傷されたとして、BPOに訴えるやら、差別だといつも以上にヒートアップしている。で、ご本人以上に回りでは彼女の日頃の過激な言動の動画が拡散されていたりして、ますます収拾が付かない状態。彼女はお父様が戦前に来日して、東京で生まれ育ったらしいけれど、wiki等をみると日本人からだけでなく在日の韓国人からも差別を受けて、それで身を守るためにどんどん過激になっていったんでしょうね。で、いつの頃からかそれが彼女の存在意義になってしまった気がする。以前はよくテレビなどにも出演していて、正直ああいう過激な物の言い方には個人的に違和感を覚えるものの、頭の切替は早くて才能は凄くある人だと思う。でも、その才能の使い方は間違っているんじゃないかという気はずっとしていて、それが最近の様子を見聞きするとますます変な方向に行っている気がする。拡散されているビデオを見ると、年齢的な事もあるかもしれないけれど、ふっくらと言うよりはむくんでいるような印象を受けるのだけれど、何処かからだが悪いのだろうか。だからこそ、最近の発言や活動がますます過激になるのかもしれないけれど。

で、たまたま偶然なんだろうけどアンミカ氏の本名は「安美佳」ということで、こちらは文字通り「安」なのに、辛淑玉氏は昔からずっと「辛」。安氏も昔は苦労して辛かった事も多々あったと思うけれど、何かの切っ掛けに安になる機会があったんでしょうね。辛氏もそう言う機会はあったと思うのだけれど、それに気がつかなかったのか自ら見逃したのか、同じような境遇なのに余りに違う二人の待避をほぼ同時に見ることになり、ああこれも人生なのかなと。ここの所、昔の知り合いや同期、あるいはお世話になった人の訃報に接することが多くなってきていて、なんとなく人生について考える機会があるんですが、この二人の様子を見ていると余りに象徴的で、自分の人生で何れからに触れる機会って何だったのかと思い返しています。個人的には、色々失敗はあったけれど、「安」の方に向かっていると思うけれど、一つ町が伝射たら「辛」の人生になっていたかもしれない。でも、その場合にも周りにいる人に助けられて気がつくことが出来たと思うんですよね。彼女の場合は、そう言う機会にも環境にも恵まれなかったんだろうけど、でもそれって少なくとも半分は自分の責任なわけで、それはもしかしたら分かって入るけれど、もう後には引けないところまで来ているので過激にならざるを得ないのかもしれないですね。一度立ち止まって、無の状態になって振り返ってみれば、もしかしたら「安」を得られるチャンスがあるかもしれないのに。彼女とは縁もゆかりも無いけれど、ちょっとつまらない人生じゃないのかなとふと感じます。

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