2017年2月24日

クレカ移行作戦

とあるTLでクレジットカード(クレカ)を使わず現金主義の人を扱っていて、そのTLでは「今の時代現金利用は駄目」みたいな方向性でした。私も現金を持ち歩く不便さが嫌で、基本支払はカードか電子マネーという生活をもう10年近く始めていますが、基本的には使う側の利便性や安全性、さらには店舗側に取ってもメリットは有るから、もっと普及して欲しいサービスの一つであることは確か。そういう意味で、このTLで話をしている内容は正しいのだけれど、ただだから現金利用は駄目という話にはちょっと抵抗があります。

元々今の「現金」というのも、昔の「物々交換」経済から、金・銀などの希少金属の価値で一方の物を代用し、さらにそれを貨幣・紙幣という「信頼」という形に価値を変えて仲立ちさせた物で、言ってみればワンタイムのクレジットカードみたいなもの。クレジットカードにしても、今の電子決済が出来る前は毎回カード面のスタンプを取ってサインをして、その控えを貰って管理していたから、決して使い勝手が良かった物じゃ無い。今でも、電子決済でサインレスだったりPINコード入力で簡単に利用出来るようになったけれど、使い勝手の良さで言えばスマホタッチで決済可能な電子マネーが一番便利なんじゃ無いだろうか。今でも電子マネー端末側で利用する支払方法を選択してからタッチするなど、改善の余地はあるけれど、最近ではPOS端末側で支払方法を選択して端末には単にタッチするだけの仕組みも増えてきています。クレジットカードで困るのは、サインレスで簡単に利用出来るなら使いたいけれど、いちいちサインをしなきゃいけないのは面倒。アメリカとか最近では日本のモールでもよく見るけれど、レジの所にカードのスライダーと液晶画面を備えた端末だと、その場でカードスキャンをして液晶にサインをして支払完了となり便利。カード会社としては、それこそ個人商店でも利用出来るような簡単な端末をもっと配布すれば、利用する店舗も増える気がするんですけどね。ネットワークはWANにすれば良いし、よく見るiPadタイプだとスキャン用のデバイスを付けただけで、結構スタイリッシュな端末が直ぐにできますし。

まずは店舗側がメリットを感じて導入して利用出来る機会増加と、後は手続きや手順を統一して欲しいですよね。有るところでは自分でスキャンするけれど別の所ではお店がスキャンするし、金額が少なくてもサインが必要な場合や逆に光学でもPIN入力で簡単に精算できる場合とか。個人的には、クレジットカードの場合財布から取り出して利用してまた財布に入れてしまわないといけないので、それよりも取り出しやすくてタッチで生産完了する電子マネー系をもっと普及させて欲しいですよね。中国での生産システムの場合は、日本のようにFeliCaやNFCではなく、その都度精算用のQBコードを生成させて、それを画像認識させてやり取りする方法が一般的ですが、あれは良いアイデアかも。と言うか、今のApple Walletがああいう方法だったはずで、それをパクったのか(笑)。ただ、あれならお店側も極端な話スマホにアプリを入れて画面を撮影させれば精算可能ですから、凄く簡単便利。そういう利便性が認知されてきて、初めてユーザー層も拡大していくんですよね。

まぁ、決済の電子化にはメリットも多いと思うけれど、結局はその為のインフラ作りをどれだけ真剣にやるかですよね。日本ではLINE Payが始まったけれど、この手のサービスの場合どれだけポイント等の付加サービスが提供されるかがユーザーとしては気になるところ。ただ、あそこはこのポイント、こっちはこのポイントみたいに乱立されるとユーザーとしては面倒なのも事実。私などは、この手のポイントに余り興味が無くて、兎に角使い勝手が簡単で便利な物優先。そういう意味で、クレジットカードがスマホの中に入りワンタッチで即精算できる様になるのが一番で、そういう意味では一番その「自分の理想」に近いのは、スマホでのiD利用かなと思うんですが、iD可能な店舗っていうのばなかなか増えない。EdyやSuicaは結構増えてきていて、iDも以前よりも増しになったけれど。まぁ、東京2020目指して国内の電子決済システムをもっと普及させて欲しいですよね。そこで、米国や他の国との決済システムと相互乗り入れが達成されて、米国にいっても日本同様スマホタッチで決済出来るようになれば言うこと無しですが。それは、まだ遠いかなぁ...

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