2017年2月23日

星の海へ出かけよう

NASAが重大発表をすると事前に告知されて発表されたのが、地球から39光年離れた恒星系に地球に似た惑星が7個発券されたというニュース。これまでも地球型の覚醒発券のニュースは何度かあったけれど、一つの恒星系に7個もの惑星が発見されたのは初めて。ただ、中心となる恒星(=太陽)が、太陽の1/10程度のサイズでしかも赤色矮星と言う事から、かなり寿命も進んでいる印象。7個もの惑星があれば、どれか一つくらいには何か生命体、もしかしたら人間や動物のような、それなりのサイズの生命体が生存している可能性もあるかもしれない。

最近は観測機器や技術も進んでいるので、これまでは見つからなかったような惑星の様子も観測可能になるんだろうけど、問題はやはりその距離。人類は、未だ有人宇宙船を月よりも遠方に投射したことは無く、やっと火星への有人飛行が計画に上がっている程度。その状況から見ると、39光年というのは絶望的な距離でもありますよね。エンタープライズなら一瞬なんだろうけど(笑)。所謂「ワープ航法」的技術が実用化されるのは、もう本当に遠い昔で、もしかしたらタイムトラベルの方が先に実用化されるかもしれないと個人的には思っていますが、となるとどんなに頑張っても光速を越えて飛行することは出来ないという限界があります。最速でも片道40年間の飛行。高速になればなるほど船内の時間は遅延するから、実際の感覚時間はもっと短いだろうけど、一寸現実的ではない感じ。通常空間移動技術がどんなに進んでも、この恒星系へいける日は訪れそうも無さそうですね。

スタートレック等のSF物語では、今現在夢の技術が沢山登場するけれど、仮に実用化されるとしたらどう言う順番になるんだろうか。個人的には、やはりコンピューターが今のノイマン型から量子コンピュータのような形態に進化し、演算の高速化と言うよりも、目的に対しての最適解を最速で提供出来るような全く違った情報処理装置に進化するのが最初じゃ無いだろうか。そこから、技術的なブレークスルーが色々生まれてきて、例えば量子力学が発達すれば、牽引ビームみたいな物も考えられるだろうし、そこから空間力学が発達して、ワープ航法みたいな物も現実的になってくるのかもしれない。量子コンピューターも、そろそろ実用化されて本格的な利用が始まるのかもしれないけれど、となると今の生活も一新されるかもしれませんね。例えば、今ではユーザーI/Fはキーボード・タッチパネルと、画面表示だけれど、それが音声認識・合成に取り替えられていくかもしれない。

問題なのは、仮にそういう先進的な技術が実用化されたとしても、その装置サイズがどれだけの規模になるかですよね。仮に、スタートレックに登場する万能端末のトライコーダーと同等の性能の機器が出来たとしても、そのサイズがビルくらいになってしまったら意味が無いし。となると、微細加工技術も必要になるわけで、そうなると日本の製造技術っていうのは、これからも重要になりそう。取りあえず夢は広がるけれど、その中の一つでもいいから実現しないだろうか。自分が生きている間に、一つでも見てみたいものです。

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