2017年2月15日

減少する保安レーン

年に何度か利用する成田空港で、こんな問題が発生しているとは知りませんでした。ANA/UAのFFP上級会員なので、ゴールドレーンやファストトラックを利用しているからというのもありますが、空港利用するのが比較的混雑が緩和している午後の時間帯が多いからかもしれません。ただ、実際にこう言う事が発生していて、その為に本来利用可能な設備の一部を閉鎖しないと保安検査が出来ないというのは、現状でも問題だし2020年には現在の倍近い訪日客を目指しているとなると、完全にパンクすることは確実。キャパの問題もあるから成田だけが増加することは無いと思うけれど、多分今後訪日客が増えていくと、全国の空港で同様の話は出てくるんじゃ無いだろうか。

単純に給与の問題だけなら、例えば今も航空券の料金と一緒に聴取されているいろいろな税金や施設利用料に、さらに「保安検査税」みたいなもので100円とか追加しても、私は良いと思う。それによって、人員が増えて、かつ基本給や深夜早朝のシフト勤務時の割り増しとか、先ずはお金の待遇改善をちゃんとやるべき。その上で、例えばX線検査機のAI化などで危険物検知技術を向上させて、例えば今出入国検査では無人化レーンがあるように、無人化検査レーンみたいな物も可能にすることで、人員をより綿密な検査業務に振り分けて、リスクの少ない乗客は効率的に処理する事も必要かも。

また、最近の技術を使って、保安検査場通過時だけで無く、空港の制限外区域や制限区域内でもモニターをして、危なそうな人はサイドゲート前で再度チェックするとか、しても良いんじゃ無いだろうか。シンガポールのチャンギ空港は、セキュリティチェックはゲート前で行うけれど、何か簡易型の検査機器を開発して、ゲート前で行うことも可能にすることで、例えば乗り継ぎ客はそちらに回すとか。後個人的に思うのは、最近では日本人も大きな多分機内持ち込みサイズ越えのキャリーバッグとかスーツケースを持ち込む人が多いけれど、ああいう人を減らすのも一つの効率化以前だと思う。チェックイン時に厳密にサイズを検査して、預け入れ荷物にさせるとか、大きな荷物を持っている人は専用レーンに誘導して、それ以外のレーンの効率を高くするとか。

航空会社の燃油サーチャージには抵抗感じるけれど、職員さん達の待遇改善と自分達の安全確保のためになるなら「保安検査税」みたいなものが上乗せされて払うことには抵抗ないなぁ。幾らぐらいになれば十分か分からないけれど、例えば1回につき100円払うことにすれば、成田と羽田空港だけで年間利用者数は1億人を超えるから100億円以上にはなるはずで、結構な経費が賄えそうですよね。ほんと、自分にも関係ある話題だけに何とか改善して欲しい。ただ、世の中には、保育士さんとかこの保安検査官とか、同じような話は幾らでもあるんだろうなぁ。なかなか一度に全部が解決される事って難しいですよね。結果的には、社会全体経済全体が良くなっていくしか無いんだろうけど、コストカットや効率化で削れるところは削り、削れないところも削っていく仕組みが普通になってきていますからねぇ...

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