昨日から20時間以上延焼しているASKULの埼玉物流センターの火災。火元は1Fの段ボールとのことらしいけれど、その種火は何だろうか。普通に考えると一寸分からない。まさかとは思うけれど、タバコの火が引火したのか、あるいは搬送機械などの摩擦熱から発火したりショートして火花が出たくらいしか思いつかないけれど。火元の特定も不思議だけれど、もう一つ不思議だったのはあれだけ大きな倉庫なのにスプリンクラーとかの消火設備は無かったのかという事。まぁ、まさかこんな大火事になるとは想像していなかったとは思うけれど、それでも防火設備とか消火設備とか有れば、あんなに大火にはならなかったような気がするんですが。
この物流センター、多分少し前にテレビなどでも紹介されていたところじゃ無いだろうか。倉庫の中を縦横無尽にレールが配置されていて、実は最初見た印象では物品の保管空間よりも、その倉庫内を走るレールの占有空間の方が大きいんじゃないかと言うくらい。で、多分関東地区の拠点物流センターだと思うんですが、その拠点があれだけの火事が発生しては暫く注文受け付けも出来ないだろうと思ったら、今朝の時点では全てでは無いけれど周辺の物流センターから補完して、注文受付が再開されている様子。このあたりは、こう言う場合の災害時プランを予め準備してあったのかもしれないけれど、かなり素早い立ち上がりじゃ無いだろうか。実際に配送する商品のストックだけで無く、火災発生時に仕掛かり中だった注文データを巻き戻したり、それを他の物流センターに振り分けたりと、バックエンドのシステム側も大変だろうけど。
今朝のニュースでは、この倉庫の1/3位が延焼したようですが、放水や火災の煙などの影響で多分倉庫内の商品のほとんどは廃棄処分だろうなぁ。倉庫の修繕費なども含めて、ASKULは決算前にかなり修正が必要になりそうで大変。既に発生してしまった火災はもうどうしようも無いけれど、この経験からどういうリカバリープランを準備してくるのか、そっちの方に少し興味も沸きますね。そういう経験知を是非共有して欲しい。
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