PCWatch、山田祥平氏のコラムから、百均で販売されるUSB Type-Cケーブルに関して。現代の社会生活では、コンビニと同じくらいの必要性を感じる「百均」。100円(税別)という販売価格の中で、コストと利益をださないといけないわけだから、最初の頃は種類も限られていたけれど、企業努力というか、中国の製造システムの凄さというか、結構とんでもない物まで最近は店頭に並んでいますよね。個人的にそう感じるのは、やはり今回のコラムにも搭乗するような、電化製品関係のもの。例えば、一番単純なテーブルタップだって、内部はコードとコンセント部分の金具だけだけど、それだってそれなりにちゃんと作らないと断線したり、ショートしたりする可能性は高い。ましてや、今回の様なUSBのケーブルなんていうと、最初のUSB Type-A頃のような500mA/5Vの時代であっても、接続した途端にスモークしたり直ぐにダメになったりと大変でしたからねぇ。Type-Cなんて、あんなせせこましい隙間の中に幾つも接点があって、さらに1A以上の電流が流れるわけだし。
勿論、百均で販売されている全ての商品のコストが100円以下ということはなくて、幾つかの目玉商品はコスト割れして販売しても、他の商品でリカバリーすることで全体として利益を確保しているわけですが、それでもそんなに売れるとは思えないUSB Type-Cのコネクターは、多分単体で利益を出さないと困る種類の商品のはず。コラムでは特に問題無く充電用として使用可能みたいですが、このあたりももっと一般に普及して、バトルプルーフされてこないと一寸怖い気もまだ残ります。
コラムにも書かれているように、ある程度その商品とか製品に関する知識があると、どうしても詳細とか仕様を知りたい物。特に安全性とか機能に関しては、ちゃんと記載してほしいけれど、そう言うことをやろうとするとやはりコストアップになるから、メーカーとしては出来るだけ省きたい。個人的に思うのは、QRコードをパッケージに印刷して、それをスキャンしてサイトにアクセスすると詳細な情報が入手出来るという仕組みをある程度強制的に実行して貰えないだろうか。印刷してあっても、内容にばらつきがあるので、サイトにフォーマットを決めて埋め込ませることで必要な情報は全て網羅され、またメーカー側もパッケージに印刷すべきは商品名とQRコードだけと簡素化されるから楽になるはず。必要なら、店頭でも店員さんがスキャンして説明すればいいわけだから。最近では、商品の取説も添付するのは必要最小限の簡易版で、詳細な物はネットからダウンロードするのが普通になりつつあるように、商品情報っていうのは一箇所にまとめても良いんじゃ無いだろうか。特に、認証とか認定とか必要な物に関しては、その為の申請書とかあるだろうから、その内容を官公庁のサイトでまとめて参照できるようにすることで、メーカー側もいちいち情報を入れる手間も省けるだろうし。
まぁ、百均で何でもかんでも売られるようになると、ますますデフレが続きそうではあるけれど。そのうち、スマホやタブレットも百均で売られるようになるんだろうか。あながち冗談でも無いかも。だって昔は電卓は高級家電だったけれど、どんどんコストダウンされてメーカーも淘汰されて、結局今ではオマケになっているくらいですし。百均は無理でも、最近よく見る300円均一とか500円均一、さらには1000円均一みたいなビジネススタイルなら、可能性は凄く高いかもしれない。まぁ、製品開発っていうのは、機能の拡張と共に、コストとの凌ぎ愛でもありますからね。今日、近くのセリアに観に行ってみようかしら、USB Type-C。急に売れ出して、お店側もビックリするかも。
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