APAホテルの炎上騒ぎ。良い攻撃材料が見つかったと思ったのか、中国の外務省広報官まで名指しで非難し始めて、自ら火に油を注いでいる感じ。その意向を受けてか、新華社の記者がAPAホテルに潜入(?)して、ますます延焼するようなことを記事にしている。さらには、街頭インタビューで「新宿のAPAホテルに予約していたけれどキャンセルしてきた」とか、中国の旅行会社からAPAホテルの検索が出来なくなっているとか、まぁあの国らしい対応が続いている雰囲気。で、中国の皆さんは「APAホテルには止まらない、キャンセルする」と息巻いている様子ですが、その中には来週の春節の休みに日本に来る予定の人も多いだろうし、正直なところ日本でAPAホテルを利用しないとなると、かなり宿泊事情が厳しくなるのも事実。違法民泊が増えるのかしらとつい想像してしまうのは悪いクセ(?)
で台湾では、「今ならAPAホテルには中国人(大陸)がいないからお勧め」みたいな書込があって、それに大量に「いいね」がついているとか言う話も流れてきていて、「いゃ、考えることは皆おなじ」と笑ってみたり(不謹慎)。現実問題、中国人の気質を考えると、表向きはああ言うことを言っても実際は安ければ泊まるし、正直日本に来るだけのお金と時間と余裕のある階層の人は、今更「南京事件」をことさら気にすることも無いんじゃ無いかと。そんなことよりも、折角掴んだ一生に何度あるか分からないような海外旅行の機会を、無駄にせずにできる限り楽しみたいという実利的気持ちの方が強いと思いますよ。大体、春節は1月28日で祝日しては27日から始まりますが、多くの人がその前から有休をとって今週末くらいから年末の休みに入ってしまいます。だから、このタイミングでこう言う事が発生しても、わざわざお金を払って変更するようなこともやらないだろうし、それで見つかるホテルもほとんど無いだろうし。
日本側は、その内容の善し悪しは別にして「一企業のオーナーが道楽でやっていること」と思い、これ以上触れない方が良いんじゃ無いかと。中国側はエスカレートさせて日本側に負い目を感じさせたいのかもしれないけれど、逆に政府自らが一企業の行為を叩くというのは、「やっぱり中国は信用できない」という不信感だけを日本企業や世界に広めるだけだと思います。結果的に、ますます高くなるハイリスクを承知してハイリターンを得るか、そのハードルがますます高くなっていくだけでしょうね。
ふと思ったのは、元谷氏としては南京事件よりも、「文化大革命研究」とか「天安門事件の真実」とか、そう言う話を書いて、今度は日本語・英語だけで無く中国語でも書籍化して、それを部屋に置いてあげればどうだろう。(意地悪) 多分、それでも中国人は実利優先で気にせず泊まると思いますよ。勿論、テレビなどのインタビューを受けた時は「怪しからん、小日本」くらいは言うだろうけど。
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