今朝、アメリカ大統領の就任式が開催されて、正式にトランプ大統領が誕生。これまでとちょっ違うのは、これまでの就任式中継は、まあ良くも悪くも新しい大統領への期待感でお祭り騒ぎ的な映像が多いのですが、今回は結構力づくな暴動が発生していて、これって多分史上初めてじゃ無いだろうか。
史上初めてと言えば、トランプ氏は公職経験や軍歴の無い初めての実業家出身の大統領ということ。政治にこれまで直接関わったことの無い人がいきなり大国のトップになるというのも凄いと思うけれど、独裁と違うのは回りのスタッフや議会との関係もあるから、実はそれ程巨大権力を持つわけでは無いと言う話も。また、歴代の大統領中最高齢70歳での就任というのも驚きで、仮に二期八年だと、引退するときにはもう80歳手前なわけで、大丈夫なのかと老婆心ながら心配に。例えば病気で執務不能になるとか、その中には認知症とか悪いことを考えると切りが無い。ブラックジョークで、この就任式のパレード中に暗殺されるのではと言う話もあったけれど、流石にそれはシークレットサービスが許さないでしょう。でも、年齢的な不安があるのは確か。最初の一期四年は乗り切るかもしれないけれど、四年後の再選は厳しいかもしれませんね。まぁ民主党がその時に魅力ある対抗馬を準備出来るかどうかと言う事もあるけれど。
公約通り、早速TPP離脱を宣言するなど、「America First」の姿勢を強調していますが、タダ公約を全て実行してしまってはアメリカが孤立することも確かで、今後はどれだけ落としどころを見つけて現実的な政策を進めるのか。内容的にそれ程変わらなくても、一度停止して名前を変えて再提案するというのも手法としては有りだと思うし。個人的に一寸期待しているのは、トランプ政権の場合はこれまでのオバマ政権とは異なり、対中国に対しては厳しい姿勢を見せていることで、これで少しは駄々っ子ジャイアンが大人しくしてくれることを祈るばかり。日本にとっても影響が大きい公約も有り、これから日本企業や政府は結構振り回されることが予想されますが、それでもいの一番にトランプ氏会談し、今回も就任直後に多分首脳のなかではいちばんはやく会談することを予定している安倍首相の手腕はいかにと言う事でしょうか。
実業家・ビジネスマン出身と言うことで期待するのは、最後は実利というかより多くの利益がアメリカに来ることを判断基準として決定していくだろうと言う事。流石に全ての利益がアメリカに来ないといけないと言う事は考えないだろうけど、それでもこれまで以上に譲歩はせずに厳しい関係が続くのは確か。まずはハネムーンの最初の100日の様子見ですよね。
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