今年のNHK大河ドラマは、地元の浜松の「井伊直虎」が「女城主」というキャラクターで取り上げられるため、昨年製作発表があってから地元は「直虎」フィーバー。地元で生まれて、高校卒業までの18年間済んでいたけれど、正直「直虎」なんて聞いたことが無い(笑)。家康の話は良くでるんですよ。浜松城主になって、そこから天下人まで出世したから「出世城・浜松城」という話に絡めて。
で、このチャンスを地域振興に生かそうと浜松市の会社が「直虎」の商標登録をしたら、すでに長野の会社が地元の藩主「堀直虎」の「直虎」を登録していたので、浜松市側が異議申し立てをしているという記事。「家康」など、著名な場合には申請受理しないようですが、「直虎」はそこまで有名な名称では無いと言うことで受理されたらしい。まぁ、お酒の名前とかで使われていても可笑しくないですよね。私もこの「直虎」の名称を最初に聞いた時には、「あれ、漫画の『あぶさん』の子供が『直虎』じゃなかったっけ」と思ったけれど、あっちは「景虎」でしたね(笑)。でも、「○虎」って名称って、こう強そうなイメージを出すために昔からありそうな気がする「竜虎」なんてその最たるものだろうし。
浜松は地域独占は不公平みたいな異議申し立てをしているらしいけれど、正直、それなら「家康くん」を登録する時に「直虎ちゃん」も一緒に出しておけば良かったわけで、それを思いつかない程度に「直虎」は地元でも知名度が低かったと言う事なんだろうと。昨年末には、「女城主」では無く、じつは男性だった事を示す文書も発見されたニュースがでましたが、そうなるとますますキャラクターとしての付加価値が下がってしまう。こうやって、毎年地域にキャラクターを生み出していくNHKも罪作りだと思うけれど、それに乗っからないといけない地域も一寸寂しいですよね。地元の名士・著名人って、本来ならもっと地元に浸透していて、誰もが知っているという人物なはずだから。そう言う意味で、浜松市の異議申し立てって、ちょっとみっともないなと言う気がします。
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