2016年12月16日

JALとIBMの整備アプリ

先日もJALとIBMがビッグデータを利用して、運航情報等も使用して保守作業の最適化をするという記事がありましたが、今回は機体のメンテナンス用iOSアプリを開発したという記事。機体毎に修理履歴が参照できたり、色々な修理情報にアクセス出来るらしいけれど、個人的にちょっと疑問なのは、実際の作業の中でタブレットやスマホの画面を見ながらタッチしながら作業出来るのか、ということ。トラブル回避のために、当然機体の近くに持ち込むことは難しいだろうし、作業中に画面操作をするのも、例えば手袋をしていたり、器具を保持していたりするだろうから、難しいんじゃ無いだろうか。例えばスマホが目の前に固定されるようなアームが有り、さらにSiriを利用して音声での操作や検索ん゛可能ならば役立つ気がしますが。

暫く前にANAの国際線に搭乗した時、ギャレーでiPadを使って何か確認作業をしている様子を見て、どんどんこういうペーパーレス化が進むなと実感しましたが、問題は「操作方法」。ギャレーの中であれば、普通にマニュアルを広げる間隔で操作することが出来るけれど、整備工場の中では通常の器具を使うにも注意が必要なわけで、そういう部分はどうするのだろうか。ウェアラブルな装置に出来るような仕組みとかあれば良いんですが、そうでは無く単にデバイスで利用出来るというだけでは、ちょっと訴求力が弱い気がします。まぁ、これは手始めで、これから磨き上げていくんだろうけど。

しかし、紅組のJALが頑張っているのに、青組の我らがANAはどうするのだろうか。それが一寸気になります。

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