2016年12月16日

ATOKのキーアサイン

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、ATOK2017β版でのキーアサインについて。このバージョンから、「変換キー」が「半角/全角」切替キーにデフォルトで設定されるようですが、私としてはさらに進めて「英数キー」を押す毎に、全角入力が英数の直接入力と切り替わるようにして欲しい。なんで必要かと言うと、私はかな入力をするので、アルファベットとか数字を入力するときには、そのままダイレクトに入力したい。昔昔使っていて、とあるFEPでは、かな入力中でも英数キーを押すと直接入力モードになり、また英数キーを押すと元のかな入力モードに戻ったので、通常は日本語入力、アルファベットや数字・記号入力の時には英数キーをタップして切り替えるというクセが長いこと付いていました。そのFEPのサポートが終わり、仕方なくATOKに移行しましたが、最初の頃はこれが無いので随分苦労しました。結局変換キーを押してモードを切り替えるようにしたけれど、結構最初の頃は慣れなくて大変でした。

このあたりの入力方法はかな入力とローマ字入力でも要求は異なるだろうし、それ以外にも個人特有の入力方法があるから一概には言えませんが、出来れば自分好みにフルカスタマイズ出来るようにして欲しい。で、キーアサインだけならIME側の仕様で何とかなるけれど、数年前にキーボードの配列が7列から6列になり物理キーの配置も換わり、それによってそれまでのタッチタイプのイメージも変わってしまったので、本当は物理キーの配置も何とかして欲しいのですが。

Siriの何十倍も賢い音声入力装置が仮に提供されたとしても、人前で話しながら入力することは多分はばかれるだろうし、やはりキー入力はまだまだ残るインターフェースだと思うんですよね。そうなると、IMEの役割もまだまだ重要なわけで、メーカーさんには頑張って欲しいのだけれど、日本語入力システムのソフトメーカーも、今ではかなり限定されてきているし、多分Microsoftとしては音声入力にシフトして、タブレットとかスマホとかのデバイスへ移行したいんじゃ無いだろうか。特に、少なくとも英語音声入力に関しては、もう随分前から実用レベルに達していると思うし、語句修正なんかもプルーフソフトがあるから、一度流せばほとんどの誤字脱字は修正できるし。日本語のように、感漢字変換が有り変換された漢字の選択が有り文章として句読点などの修正が有りと、何段階も編集作業が発生する言語はなかなか大変ですから。

日本語でも、話し言葉でも相手に意思が伝わるわけだから、その話し言葉から一発で感じ変換出来るはずなんだけど、その為には前後の文意をちゃんと理解して、その繋がりから同音異義語を選択していかないといかず、それはなかなか大変な作業だと思いますよ。人間がやっても、間違うことがあるくらいだから。でも、自動車の自動運転がほぼ実用化される時代になったんだから、日本語音声入力に関しても、そろそろブレークスルーを見せて欲しいですよね。昨日、眼鏡販売のJINSが、ALS患者用に瞬きと視線移動でデバイス操作出来る眼鏡とスマホアプリを発表したけれど、これと組み合わせれば、全体の入力は音声でやり、その後の編集や修正作業は視線や瞬きで出来るから、キーボードレスでこれまでの作業がほとんど出来る事になります。通常の操作にしても、Webでのブラウジングくらいなら、ブックマークからの選択と、ページ移動くらいだから、直ぐにでもできそう。結構未来は近くまで来ているのかもしれない。

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