2016年12月7日

Amazon Go

Amazonが、レジでの会計を無人化しする実験店舗「Amazon Go」を始めるという記事。者の取り出し等はセンサーを使うんだろうけど、主たる技術はカメラによる行動認識で、それで「購入した(=鞄に入れた)」という判断をして、会計処理をするというものらしい。入店時にゲートでスマホをタッチするとアプリが起動するみたいで、多分その時にそのアプリのオーナーとタッチした人の認識登録をして、以後はその人物像をキーにして会計処理をするんでしょうね。別の言い方をすると、常にカメラに追いかけられているわけだ(笑)。

ただ、今のレジシステムのよう、最終的にレジで精算するのと事なり、買い物中には一旦鞄に入れても元に戻すことはあるだろうし、その戻した者が元の場所じゃ無い場合もあるだろうから、購入品を認識する時に単に棚の一だけじゃ無くて、その移動履歴も把握していないと会計処理できないだろうし、なかなか大変そう。現在はAmazonの社員で検証しているというけれど、どの程度の誤差を見込んでいるんでしょうね。店舗側がロスするのは想定のうちだろうけど、購入者側の会計に間違い(超過請求)していたら、それはそれで問題になるけれど、その時に購入者側の自衛措置ってどうなるんだろうか。例えば、空港の受託手荷物のラインスキャンのように、レーザーでバーコードをスキャンするなんていう事は無理だろうから、一人一人の購入者をモニターして、その行動様式を認識して「購入した」という判断をどれだけ正確に出来るかというのが技術の肝になるんだろうけど、個人的にはどれだけの数のカメラをどれだけの場所に配置したら、どんな場合でも死角が無くて認識出来る状態になるんだろうか。狭い店舗ならまだしも、このビデオに登場している店舗はそれなりの広さがあるから、それだけでも大変そう。実際に日本で開始することになるのか、一寸興味はありますが、例えば夜間は完全無人店舗にすることも可能な訳だから、最近の脱24時間営業から再び24時間営業に戻ることになるかも。

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