2016年11月4日

悟りを開くには時間が掛かる

毎度お馴染みPCWatch、山田祥平氏のコラムから、Lenovo Yoga Bookの使用感、特にフラットキーボードについて。私も、このYoga Bookのフラットキーボードをちょっと触ったことがありますが、商事使用感は「微妙」。物理キーボードのようにキートップが無いので、指の位置決めとタッチタイプが管理印象が違うのは確かですが、進藤のフィードバックがあったりするので、これまでのシートタイプキーボードとはかなり違うことも確か。タダ、コラムの中でも一寸触れられているけれど、キーボードのMake/Breakの動作は本来の物理キーボードの元は異なるので、キーのコンビネーション動作はかなり「イラッ」と来ます。

このYoga Bookの場合、このキーボード部分がタッチセンサーにもなっていて、ここで図形とか書いたりすると、その軌跡が記録されるなど別の使い方もあって、キーボード戦用と言う事では無いので仕方ない部分もあるんですが、やはり個人的にはMSのSurfaceのキーボードのように、超薄型でも本来のキーボードのようなキートップとキー操作の感じは残して欲しい。それって、これだけ車の自動運転が言われても、ハンドルやブレーキなどの基本的な操作やデバイスが無くならないのと同じだと思うんですよね。究極の自動運転機能として、完全に人工知能が運転代行してくれればハンドルも不要になるんだろうけど、パソコンだって同じで、音声入力や嗜好入力で完全に今のキータッチでの入力操作が置換できるなら、キーボードもポインターも無くなるんだろうけど、まだ補助的な機能だからやはり捨てられない。

山田氏はコラムの中で、このあたりの違和感快勝を「悟り」と書いているけれど、やはり誰でも悟りを開けるものでは無いし、それをやろうとすると時間も掛かるもの。それに「悟りを開く」のは、やはり上位の位の僧侶なわけで、それを普通の人にまで要求する時点で、そういう製品は一寸間違っていると個人的には感じますね。ただ、悟りを開くためには厳しい修行が前提になるわけで、これがその一つと思えば間違った言い方でも無い。でも、やはり普通の人は厳しい修行を敢えて臨むことは無いわけで、やはり製品としてもう少し練った方が良いんじゃないかという気がします。ただ、久しぶりに尖ったこう言う製品というのは、個人的には喜びたいですけどね。

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