2016年11月12日

孤独な荷物

本当に久し振りとなる「金曜日の新幹線シリーズ」。いつものように金曜日に横浜の会社への通勤のため、早朝支度をでで浜松駅に向かい、ここから新幹線で新横浜まで移動。下りのこだま号が何か遅延したりしていて一寸心配しましたが、特に問題無く定刻通りひかり号が到着。車内に乗り込みます。

自分が指定した窓際の席に向かうと、何故か通路側の席は空いているのに、その前に小ぶりなキャリーバッグが。忘れ物にしても大胆だなぁと一瞬思いましたが、多分タバコにでも言っているんだろう、臭いに追いつきでおっさんが戻ってきたらやだなぁと自分の席に座りました。で、ひかり号が浜松を出発して、掛川を過ぎてもまだ空席のまま。そろそろ静岡に到着するんじゃ無いかという頃になって、やっと持ち主が戻ってきました。結構若い女性で、それで思い出しましたが、浜松駅で乗車する時に入口付近の通路で電話をしていた女性。なんで覚えていたかというと、結構大きな声が何やら険しげに相手と話をしていたんですが、その日本語が一寸片言で、何となく台湾とか中国から来ている感じの雰囲気で、それで一瞬ですれ違っただけなんですが、記憶に残っていた女性でした。結局彼女も新横浜で下車するので、私より先に席を立ってでていきました。

そして帰り道。やはりいつものように新横浜駅まで移動し、浜松停車のひかり号を待ちます。この日は結構冷え込みが厳しくて、ちょっと薄着で出てきた事を後悔したくらい。で、到着したひかり号に乗り込みやはり自分の指定した席に向かうと、往路と同じように私が指定した窓際席の横の通路側席は空いているけれど、その足下には何やらマフラーのようなものが上に置かれたボストンバッグみたいなものが置いてあります。この日の新幹線車内は指定席も満席状態で、ここだけ空席が有る事は余り考えられず、「えっ、もしかして、また誰か電話している?」とビックリ。荷物の雰囲気から多分女性の持ち物らしいのですが、往路だけじゃ無くて復路もかよと思いながら、駅で購入した夕食代わりのお弁当を食べ始めたところで、荷物の持ち主が戻ってきました。30代位のやはり女性で手にはしっかりとスマホが握られていました。

何か往路も復路も同じような事象が発生して、これは何かの暗示なのか前兆なのか、期待と不安の中帰宅した夜でした。しかし、偶然とは思うけれど、同じような状況に往復の新幹線の中で遭遇するとは長い新幹線通勤の中でも初めての経験でした。記念日にしようか(笑)。

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