2016年11月5日

小道具準備は熱心

衆議院特別委員会で、TPP承認案や関連法案が可決。やっと一つのマイルストーンを通過したけれど、民進党と共産党は何時ものプラカードを準備して、何故かテレビカメラに向かって示威行為。審議拒否をして時間を浪費し、時間はたっぷり有ったからこんな物を毎回準備しているのかとつい邪推してしまう。

豊洲問題や2020東京オリンピック・パラリンピック問題もそうだけれど、いつまでも話し合いだけ続けていれば良いという問題じゃ無い。結論を出すべき期日はあるわけだし、逆にその期日設定をしたならば徹夜してでもそれまでに結論を出さなきゃいけないのがビジネスの世界だけれど、政治の世界だけはどうやら異次元の世界で進んでいるらしい。

大体、そんなに一生懸命準備したはずのプラカードにしても、そこに書かれているメッセージは愚にも付かない「反対」と言うだけの言葉で、何故反対するのか、何が悪いのか、肝心の理由なり説明は全くないのが何時ものこと。記事では、コント55号のようだとか、8時だよ全員集合のようと書いているけれど、そんな高尚なものでは無くて、単に子供が駄々をこねているだけの様子。自分達の審議時間をわざわざ増やさせておきながら、その多くを審議拒否で無駄にし、さらに決議の場では力尽くで止めるふり。そう、彼らだって実は本気で止めようとは思っていないんじゃ無いかと思うわけです。彼らの後援団体の中でも利益が背反するグループがあるし、本当に止めてしまったら彼ら自身が責任をとってTPP無い世界のグランドデザインを見せないといけないけれど、そんなこと出来るわけではない。結局は、巨大与党と対決しているが力及ばず敗退したという、悲劇のヒーローを演出することで自己満足に陥っているだけなんでしょうね。

民主党が与党になる前は、それも効果があったのは確か。当時の与党自民・公明党に対しての不満が高まっていたこともあり、色々な意味で「政権交代」という刺激を国民が求めていたことも確か。でも、結局は任せてみた相手が、大風呂敷を広げるだけの無能集団と言うことが分かり、究極の消去法で3年余りで元に戻ってしまった。あの3年だって長すぎたくらい。国民に強制的に政権交代させるような権利や方法があれば、もっと速く交代していたことも事実じゃ無いだろうか。

TPP関連で一番問題になりそうな分野が農業だけれど、この部分は小泉進次郎氏がかなり積極的に対応をしていて、以前のようなJA等の反対を感じなくなりました。仮に民進党が何か言いたいのであれば、例えばこの分野をせめるのが一番効果的なはずだけれど、結局彼らが言っているのは農水大臣の一言を理由による辞任要求だけ。いゃいゃ、大臣交代してもTPPの方針が変わらなきゃ何も解決にならないでしょう。結局は、大臣辞任・交代というのも、彼らが国民に対して「やってる感」を見せたい小道具の一つなわけで、その為なら一生懸命活動するけれど、本当に解決しなきゃいけない問題に関しては全く興味が無い様子。大体、山本農水大臣の一言に関して責めるのであれば、まずは蓮舫代表の国籍問題、さらにはガソリーヌ山尾問題とか、彼の政党がしっかり説明しなきゃいけないことは枚挙にいとま無い。小道具なんか準備している暇があるなら、自分達の芝居(=仕事)の腕を磨き無いと言いたいけれど、多分馬耳東風だろうなぁ。だから故の民進党と言えるのだけれど。

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