同じ大統領の話題でも、こちらは韓国のケース。オバマ氏と同時期に当選していたけれど、任期が1年長い5年なのでまだまだ仕事が残っている朴槿恵韓国大統領。身内の占い師(?)、宗教家(?)との関係性が問題となり、韓国政界は大揺れ状態。経済的にも厳しく、下手をすると国自体が傾きかねないのに、ここに来てその指揮を執るべき大統領周辺に起きたスキャンダル。「スキャンダル」というよりも、国政の信頼性が損なわれる位の大事件だけれど、でも「韓国だから」と言われてしまうと納得してしまうのも事実(笑)。
韓国というと、宗教、特にキリスト教が色々な意味で強力な国で、日本にも実はかなりの影響力があるというのは事実。暫く前に元「三人娘」の桜田淳子氏が韓国の統一教会の合同結婚式で結婚したことで日本でも広く知られるようになったと記憶しているけれど、あれもキリスト教系の団体。でも、本家のバチカンからは無視されて居るみたいだけれど。
閑話休題。朴大統領は、両親とも言ってみれば殺された不幸な生い立ちであるから、何か心のよりどころが必要というのは分かるし、そこに今回話題になっている崔氏が現れて意気投合することは問題無いと思うけれど、その当時からかその後七日は分からないけれど、やはり寄らば大樹の陰というのは何処の場所にもあるんでしょうね。今回も、いろいろと取材されると、をぃをぃという事例が一杯でてくる。任期中には大統領が弾劾されること無いそうですが、今は辞任するのではと言う話がまことしやかに出てくるくらい危機的状況らしい。支持率も、とうとう歴代最低を更新してしまい、故公文の指示も無くなってきて、当初は80%位あったのに本当ら急降下状態。
同時期に日本の首相に復活した安倍首相に対しては、当初は批判的だった韓国国民も、余りに対照的な両国の様子を見て自国を悲観し、安倍首相に韓国の政治も任せようという話が諦め半分、冗談半分で韓国から出てくるくらいの厳しさが今の切実さを端的に表しているんでしょうね。「自業自得」と言ってしまうのは厳しいのかもしれないけれど、結局はこういう政治システムの不安定さというのは、やはりその国全体の傾向というか資質が現れるんじゃ無いだろうか。日本のシステムが最高というわけじゃ無いけれど、それだってちゃんとバランスを取りつつ、急に傾けばまだ反対側にバランスを取って平行と安定を求めて実現するわけで、その時にはより良くするというよりは、多少は悪くなることは受け入れてもより安定した状態になることを望むのが日本人の感覚じゃ無いでしょうか。ところが、韓国の場合は「悪くなったら、より良くならないと駄目」という想いが強い気がする。だから、悪くなったからそれが戻るだけではまだ悪くなったままで、以前よりもより良くならないと「解決した」と思わないのでしょうね。というか、良くなっても「もっと良くなるはずだ」と想いだから「まだ解決していない」と考え続けるのが、あの国の人達の感覚じゃ無いだろうか。それは、色々な場面で如実に表れていることは言うまでも無いと思うけれど。
水曜日まではアメリカの大統領選が一番の話題で、それが開けたら今度は韓国の大統領の話題が一番のニュースになりそうな気がする。こういう時って、「日本で良かった」と思う機会の一つかも。
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