いよいよ投票日が近づいて来た、米国大統領選挙。スタート時は完全にトリックスター、泡沫候補だと思われていたトランプ氏が、結局は最後まで残りまだ当選の確率も高い状態で残り2日の戦いをクリントン氏と鬩ぎ合っているという様子を想像した人が、果たして何人居たのか。というか、創造すらされて居なかったんじゃないだろうか。トランプ氏に至っては、出身の共和党からも指示を断れるような状態だけれど、実際に投票する国民からの支持はまだ高く、日本から見ているとなんでああいう暴言も多い人がこれだけ人気があるのか不思議ですが、例えばこんな批評を見ると何となく納得できる気がする。
直前になってヒラリー氏のメール問題が再燃し支持率が下がったけれど、今朝の時点ではFBIはクリントン氏に疑義は無かったと結論。これで再びヒラリー氏が盛り返してくるだろうけど、それでも最後の最後まで分からない状態には変わりない。538人いる選挙人のうち、ヒラリー氏が250人位確定し、トランプ氏は160人位を確定させているらしいけれど、過半数が270人なのでかなりヒラリー氏が有利と言って良いのでは。ただ、今回の選挙の場合は、もともと最初に脱落してもおかしくないようなトランプ氏がここまで残っているくらい過去の事例が当てはまらない状態ですから、微妙な州の選挙人が予想に反してトランプ氏側に傾く可能性もあるわけで、そうなるとどうなるのか。
どちらの候補が当選したらどうなるのかという事を言えるほど詳しいわけでは無いし、あれだけエキセントリックなトランプ氏にしても、仮に大統領になればまともな政策を進めざるを得なくなると言われているし、そう言う意味では象徴的な存在が米国大統領なのかもしれないけれど、でも発言力にしても大きいわけでだから誰がなっても良いというわけでは無いだろうし。でも、ここまで自国の代表者を選択することに熱中できる事は、ある意味幸せかも。直接選挙だからと言う事もあるでしょうけどね。ただ、今回以上に熱狂的に選出されたオバマ氏が、結局はその後は尻すぼみになってしまったように、選んだは良いけれど次に交替させるまで4年掛かるというのは、場合によっては苦痛になるかも。韓国がまさに今そのジレンマに陥っていると言って良いのでは。
良いか悪いかは別にして、間接選挙で国のリーダーを決める日本は、そう言う意味では民主党の与党を3年間で終わらせることが出来たのは、間接選挙だったからとも言えるわけですし。それでも、3年も掛かったのかと今にして思うと大変だったけれど。さて、火曜日の投票日、日本時間だと水曜日の夜くらいには体勢が分かるのかな。究極選択に近いものを感じるけれど、どちらが大統領になっても大変そう...
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