共同通信の電話調査で、安倍政権の支持率が前回から7ポイント近くアップして60.7%になったという記事。60%の支持率って、政権発足時の一番期待感の大きい時くらいの値じゃ無いだろうか。それよりも、最近でもいろいろ国会や外交で良くも悪くも取り上げられることが多かった安倍政権に対して、7%近くもアップ(以前は53%程度だったから1割以上ということになる)したことは、単に与党が良いというだけでは無くて、野党側が以下に駄目なのかも表していると思う。特に、最近では、民進党は代表の顔を変えて、本来なら人気の出そうな女性党首を選んだはずなのに、全くその効果が感じられないのはどう思っているんだろうか。彼らとしても、かなり誤算だとやっと感じ始めたのかもしれない。
経済的には、株価はトランプ景気でアップし始めたけれど、経済的にはまだまだという意見が多い。ただ、それってよほどの経済効果アップが無いとなかなか「良くなった」とは言えないからで、実際は以前と比べれば改善しているのも事実では。実際、就職率とかは改善しているわけだし。そう言う意味で、大きな失敗は無い以上、下がる要因は無いはずなんですよね。ただ、ある程度の支持がある状態から、さらに支持率をアップさせるにはそれなりの「プラス」が無いと難しいわけで、その理由としてこれというのが個人的には一寸見当たらない。その当たりは不思議なんですが。
野党側としては、これを契機にもっと真剣に考える必要があるのでは。単に空虚な議論をするだけとか、反対のための反対のように非生産的なことをしていると、ますますそっぽを向かれるだけ。ちゃんと、こうすればこうなるから今よりも良くなる楽になるという筋立てた説明が無いと、もう国民は支持してくれないでしょうね。国民の60%が今の内閣を支持しているけれど、だからそれが良いとは殆どの人は思って居ないでしょう。他に選択肢が無いから、今の与党に支持を表明しているだけ。だから、野党は反対しているだけじゃ駄目。与党以上に中身のある政策をちゃんと提案して、その一部でも実現するような努力をしないと。努力もしないで、反対だけ言うのであれば、素人だって出来る仕事ですからね。そう言う意味での数字だと認識して欲しい。
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