2016年11月29日

二刀流

今シーズンのプロ野球年間表彰式が行われて、日本ハムの「二刀流」大谷翔平選手がMVPを獲得。セリーグMVPの広島・新井選手の打者としての成績と比較しても、打点でやや劣るけれど打率とホームラン数は大谷選手が優っており、投手として10勝、防御率で1点台という成績と合算しなくても、十分に立派な成績。打席数が少ないだろうから、打率などは高めになるのかもしれないけれど、でもホームランも22本打っているわけで、打力が無いわけじゃ無い。

ぱっと見、一寸体の線が細い印象を受けるんですが、上背もあるからなんでしょうね。また速球投手としても活躍しているから、こうしなりのある体でないと165km/時の速球は投げられないだろうし。いずれにしても、これまでの日本にはいなかったプロ野球選手、スポーツ選手と言えるのでは無いだろうか。文字通り型破りの選手だけに、MLBも注目していて、多分来年のシーズンオフには移籍するんだろうなぁと思うのだけれど、ただMLBに行ったら二刀流は厳しいだろうから、どちらに軸足を置くのだろうか。

多分打者としては、先にMLBに挑戦した松井秀喜氏クラスの実績実力が無いと体勢は難しいだろうから、投手としてMLBでの活躍を目指すんじゃ無いだろうか。既に、ダルビッシュ選手や前田選手等、活躍している選手もいるから参考にしやすいだろうし。ただ、彼の持ち味である速球はあまりMLBでは効果は無いだろうから、それ以外の球種をどれだけ磨けるかが、MLBで生き残れる鍵になるんじゃ無いだろうか。

例えば大谷選手がフットボールをやっていたら、多分QBが一番似合うと思うのだけれど、どの程度の選手になれただろうか一寸興味深い。サイズがあるから良いパサーQBに慣れる気がするけれど、フットボールの場合急速よりもスナップで素早く投げられる技術の方が重要だから、案外それ程でも無く終わってしまうから(笑)。ただ、かれがアメリカにいて、向こうの選手同様春夏は野球、秋冬はフットボールみたいなスポーツ教育環境にいたら、結構面白い選手になったかも。「もしも」が許されるなら、彼がUSにいた世界も見てみたいですね。また違った「二刀流」が観られたかもしれない。

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