今年もそれなりに盛り上がった「ハロウィン」に託けた公開仮装パーティー週間がやっと終了。個人的には、あそこまで弾ける年代では無いし、最初にUS出張でこのイベントを経験した身としては、大人が向きになるもんじゃないだろうという思いもあって、最近の風潮にはどちらかというと気持ちマイナスな立場。ただ面白いなと思ったのが、今年はとうとうハロウィン関係の経済効果が、バレンタイン関連の経済効果を上回ったそうな。で、とある番組でその理由を明快に論破している人が居て(確か芸人さんだったけれど、誰だか忘れたけれど)、バレンタインはカップルとか夫婦しか参加出来ないけれど、ハロウィンは誰でも参加可能だから大きくなるのは当然、と言う説明に目から鱗が落ちました(笑)。
自分の子供の頃は、お正月、お盆、自分の誕生日位が「お祝い」の賑やかな日で、クリスマスもそれ程賑やかなものじゃ無かったし(田舎だったかなかな)。それから、バレンタインが生まれて、イースターが生まれて、とやっぱりアメリカからの流入が多い気がしますね。暫く前には、セントパトリックデーまで日本でやっていてビックリ。それだけ世界がボーダーレス化しているという事でもあるのだろうけど。
もう一つ感じるのは、色々無い見て日本人が「息抜きをしたい」という閉塞感からの離脱意識も大きくなっているような気もします。良くも悪くも日本の社会は整然さを要求されるわけで、まぁ昔と比べたら随分自由になってきたとは思うけれど、それでも今の人は窮屈さを感じるのかも。だから、ハロウィンのように自分を隠して好きなことが出来るイベントというのは、ある意味スイートスポットだったのかもしれませんね。言ってみれば、ディズニーランドへ行って非日常に浸るのとは逆に、自分自身が非日常になる事で、同様の気持ちになるんだろうけど。
アメリカだと、この10月末のハロウィン、11月下旬の感謝祭(Thanksgiving Day)、12月下旬のクリスマスと、毎月大きなイベントが続き、気持ち的にも一年で一番盛り上がる時期。日本では、感謝祭はまだ余りメジャーじゃ無いけれど、クリスマスは年間で最大イベントの一つですしね。これから一息ついてから、また盛り上がる日が近づいて来ます。これも日本人のストレス発散、息抜きと思えば、少し感じ方も変わってくるかも。ハロウィンも、段々日本風の味付けが聞いてきて、それが逆輸入されて、アメリカでも本来の子供のハロウィンと、逆輸入された大人のハロウィンの二極化していくかも。それはそれで一寸面白いかもしれない(笑)。
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