2016年11月1日

訪日外国人、2,000万人突破

年初から10月30日までの訪日外国人客数が2,000万人を超えたと国交省が発表。昨年一年間は、僅かに2,000万人に届かなかったのに、今年は二月残しての達成は凄いの一言。2013年に1,000万人を突破してその後急増していますよね。大体年率20%位増えているらしい。今年もこの調子でいくと、2,500万人くらい行くんじゃ無いだろうか。そうすると、来年は3,000万人突破となれば、2020東京のある2020年の4,000万人突破もあながち冗談とも言えなくなりますね。

訪日客は増えているけれど、先ずボトルネックになりそうなのが入国のインフラ。島国日本に来るためには、事実上飛行機利用が殆どだろうから、基幹空港のキャパシティ拡大は急務でしょうね。でも、今から準備を始めても2020年にはとても間に合わないだろうし。ANAが羽田空港の国内線ターミナル(2タミ)の一部を、国際専用ターミナルに改修してスロット数を増やしたいようだけれど、それだって限界がありますしね。空港の次に問題になりそうなのは、やはり宿泊場所。私はAirbnb等の民泊利用の経験は無いけれど、ある程度ああいうシステムを生かすことは必要と思うけれど、今のように無法地帯に近いのはどうだろうか。ちゃんとルールに則って運用するものは良いけれど、無法運用の場合には厳罰に処すなどの対策で、悪貨は駆逐しないと。でないと、別の問題の温床にもなりかねないし。

最後はやはり日本の情報発信。大都市圏の情報は、これまでの蓄積もあるし訪問観光客も既に沢山来ているから、肝は地方の掘り起こし。ただ勘違いしがちなのは、地方の特別をわざわざ発信するのでは無く、地方の日常を発信すること。我々の常識や日常の情報発信が、海外から見ると「特別」になるという事が重要ですからね。後は、移動手段の情報提供。予約システムとか経路探索機能とか、今の技術にちょっと工夫すれば凄く使いやすいものになると思う。昔と違って、スマホ前提での情報発信が出来ることは、凄いアドバンテージだと思う。勿論、その為には訪日客用に割安のSIM提供とか、Wi-Fi整備とか、ネットインフラの整備も必要で、それはそのまま日本人のためにもなるものですしね。

2030年代の6,000万人というのはなかなか大変だと思うけれど2020年の4,000万人というのは何となくゴールが見えてきた気がする。

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