昨日深夜に配信されたビッグニュース。米国通信大手のAT&Tが、同じく米メディアのTime Warnerを854億ドル(8兆8600億円!)で買収すると発表。買収は来年末までに完了予定と言う事だけれど、うーんビックリ。畑は違うけれど、大企業同士の買収という事もあって9兆円近い買収額って一体同な与野と小一時間。下手な国の国家予算どころか、もしかしたらGDPなんかも凌駕するかもしれない。
Time Warnerと聞いても、日本ではピンと来ないかもしれないけれど、この参加には日本でもお馴染みのCNN、アニメ/映画で有名なWarner Brothers、さらに新興ネットワーク局として成長しているTNT(Turner Network Televisioin)とか、かなりのメディア企業。コンテンツの欲しいAT&Tとしては、まさにうってつけの相手何だろうけど、やっぱり実感がわかない。AT&Tは、これに先立ちDirectTVも買収しているけれど、財政とか大丈夫なんだろうか。まぁ、日本でも買収好きな通信会社があるけれど、あの会社も大変そうだし。
AT&TのライバルであるVerizonも、米Yahooの主要事業やAOLを買収するなど、同じようにコンテンツビジネスの拡充を進めているけれど、AT&Tは買収額で見ると一桁違いますからね。日本のキャリアーも同じだけれど、回線を使って貰うためにはその回線にアクセスする商品=コンテンツが必要なわけで、それを自らの傘下にすることで他社との差別化と付加価値を追加する戦略なのは分かるけれど、やっぱり規模が違いますね。
今回の関係を日本に当てはめると、NTT docomoがJ:COMや東映を傘下に収めることになるわけだけれど、それって日本でも可能だろうか。今後5Gとか6Gとか、超高速回線が普及して、今のようにケーブルを物理的に配線しなくても視聴が可能になれば、ケーブルTV局との協業はあり得ると思うけれど。どう言う方法で会社の体力を付けて行くかというのはなかなか難しい話だとは思うけれど、これだけの資金がある・出せるというのはやはり強みですよね。ちょっと羨ましい(笑)。
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