2016年7月9日

タブレットPOSレジ

先日自宅近くのモールに入っている「靴下屋」という靴下専門店で買い物をしたとき、ちょっと面白い物を見ました。精算時にカウンターにあったPOSレジなんですが、何と本体がiPad。当然iPadの画面はカウンター内側(店員さん側)を向いているので、そこからUSBケーブルかな、お客さんに金額などが見えるように、多分iPhoneだと思うのですが、横向きにこちらに画面を向けて置いてあります。で、これだけならさほど驚かないんですが、一番ビックリしたのが商品のバーコードをスキャンするとき。100円ライターを少し小さくして半分くらいの薄さにしたデバイスを手に持って、その先端を商品に付いているバーコードに向けるとスキャンをして精算していきます。POSのバーコードスキャナーというと、片手で使うT字型の物がお馴染みですが、これは100円ライターくらいのサイズだから人差し指と親指を摘まんで、ちょん、ちょん、ちょん、と簡単にスキャンしていけます。「へえー、こんなものがあるんだ」と感心してしまいました。多分、Bluetooth当たりで本体(iPad)と通信しているんでしょうね。

気になって帰宅してからGoogle先生に聞いてみると「タブレットPOS」と言う名前で、幾つかのメーカーからソフトやセットで販売されているみたい。ソフトだけなら、無料版もあるというのが今の時代らしい。さらにビックリしたのが、このモール内では、Suica、iD、WAON、Quickpayと電子マネーが利用可能で、その端末も各店舗に設置されていますが、それも接続されていて電子マネーでの支払いも可能。カウンターの内側だったのでよく見えなかったんですが、現金などを入れるレジスター本体にiPadを表示装置として付ければ、そのまま簡易レジスターにもなるようで、これなら使えそう。iPadにSIMを入れるか、Wi-Fiルーターを使えば、直ぐにデータも転送出来るし。週末だけちょっとお店出すとか、移動販売なんかの時だと、iPad一つだけでも良いかも。お金の管理は、普通の箱に入れておいても言い訳ですからね。

家は、母親が昔喫茶店を経営していたこともあるので、あのピラミッドを半分に割ったようなレジスターに馴染みがありますが、あれって結構大変な機械で、昔の機械式は勿論、その後のある程度電子化された物でも、なかなか使いこなすには大変だけれど、よく考えてみたらタブレットとかが得意そうな雰囲気。あれ、既にインプリされているのかもしれないけれど、その販売履歴を参照にして、翌日の商品発注に繋げるのも簡単そうだし、在庫管理だってそのまま出来るわけですしね。あぁ、世の中って進んでるなぁと一寸感心した瞬間でした。

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