2016年7月12日

MRJ欧州で受注

英国・ファンボロー航空ショーで発表された、スウェーデンのリース会社ロックトンと、MRJの20機受注(確定10機、オプション10機)に向けた基本合意。初めての見えた欧州での足がかりという意味では目出度いニュースだけれど、度重なる遅延にライバルのエンブラエルの前倒し等で、今では優位性がほとんど失われてしまったMRJ。これからが苦労するかも。せめて今夏のファンボローに実機のでもフライトでも出来れば、もう少し受注契約に弾みが付いたかもしれないけれど。本来なら、もう日本の空に何機もMRJが飛んでいて、その優位性を実証していた頃なんですからね。まぁ、色々理由はあるんだろうけど、かなり損をしていますよね。後は、2018年の4-6月期と言われているANAへの納入を可能ならば少しでも前倒しをして、優位性をアピールするしかないですよね。エンブラエルも、当初の予定を前倒しをして2018年春に投入してくるわけで、出来れば2017年のギリギリ最後でも良いから商用運行できるようにしたいところ。

航空機産業が次の世代の基幹産業になり得る業種であるし、中心の名古屋から波及して浜松にも影響が大きい産業だけに、何とかMRJには頑張って欲しいのだけれど。MRJが狙っている短距離の空路が多い欧州マーケットに、これで弾みが付くと良いのだけれど。

0 件のコメント:

コメントを投稿