2016年7月23日

ポケモン狂想曲

昨日から日本でも公開された「Pokemon GO」。個人のタイムラインどころか、新聞社やら各種メディアの記事も「Pokemon GO」の話題ばかり。所謂ゲームにもポケモンにも興味の無い自分は、「ふーん」という印象しか無いのだけれど、それでも、待たされてじらされてきただけ有って、日本でも一気にブームになりそうですね。

ただ、例えば神社が禁止したように、リアル社会との摺り合わせというか整合性をどうとって行くのかが問題。自宅にも、知らない人間がスマホ片手に入ってきたら、やはり困りますしね。例えば、夜の20:00から翌朝の07:00まではポケモンも睡眠時間に入るとか、そういう制限は必要じゃないかと。

このゲームのビジネスモデルとしては、ゲーム自体は無料だけれど、アプリ内のいろいろな道具類購入に課金される仕組みらしい。そういう意味では、どんどんアクセスしてくれるユーザーが増えていくことが最大の目的なわけで、今の状態は予想通りとほくそ笑んでいるのかも > 任天堂

こう言うビジネスモデルに関しては賛否両論あるとは思うけれど、一寸最近感じるのは、全機能で無くても使える機能を無料で使えるなら、それだけでも十分という人はかなり居るわけで、そういう人達がどんどんこう言う無料サービスをいろいろと重複して利用していけば、そのうちに「無料ビジネス」だけで日々の生活が出来るようになるかも。そういう意味で、最初にこの手の無料ビジネスを始めたGoogleの意義は大きいのかなと感じますね。

ただ、人間使い出せば欲も大きくなるわけで、どこまでその「欲」に付き合う企業が出てくるかですよね。結局全てが「無料」になってしまうと、原資が無くなるわけで、Googleだって表の無料サービスとは別に、有料サービスもあるし、お金を払うビジネスの広告を出すことで成り立っているわけだから、何処かでお金を使うパートが無いと成り立たない。永久機関が成り立たないのと同じように、無料サービスだけで成り立つ永久サービスも成り立たないわけですよね。とはいえ、「ほぼ永久機関」みたいなものは存在するわけだから、「ほぼ永久サービス」も可能なわけで、その「ほぼ」具合をどこまで拡大していくかが、これからのビジネスの肝になるんだろうか。ポケモンにしても、キャラクターを捕まえるだけという、多分全体から見たら小さな部分だけれど、ユーザーにとっての価値観というか付加価値は大きい部分であるから、それでも成り立つビジネスになるんですよね。そういう「肝」の部分をどの様に仕込んで動かしていくか、なかなか上手いビジネスモデルは浮かびませんが、上手く投影できれば、いろいろなビジネスモデルで同様の「ほぼ永久機関」を使って機能していくサービスも構築可能かも。

やはりポケモンは偉大だったのかも(笑)。

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