2016年7月23日

悪目立ち

週刊文春の報道で注目が嫌でも集まる鳥越候補。皮肉なことに、選挙の話は公平性担保からなかなか取り上げられないけれど、こちらのプライベートな話は問題無いのか、結構新聞メディアでも動向を掲載しているような気がします。肝心の都民としては、そんな話よりも当選したらどう言う仕事をしてくれるのか、と言う事の方が重要なのに肝心の情報が入らないって、そりゃぁ選挙期間中と言うことは分かるけれど、変な話ですよね。ある意味、選挙とか政策とは別の内容で何かやって目立った方が、注目も集まるし知名度も一気に上がるかも。最も、だからといって法に触れるような行為をすることは出来ないし、する事を進めるわけでも無いけれど。でも、何か良いことをやったとしても、多分その場合はメディアも余り取り上げないんでしょうね。応援することになるという判断で。

最近の選挙だと、SNSやネットの機能を利用してアピールすることも可能だし、それが受け入れられる若者層に対しての訴求力にもなるので、候補によっては積極的に利用しているわけですが、将来的には街頭演説だって都内各所に大型モニターを置いて、各会場毎に双方向のI/Fを設置して、それこそ候補者がどこに居ようが一気に自分の意見を公開出来るような仕組みが生まれてくるんじゃないだろうか。「大型モニター」と書いたけれど、手元のスマホやタブレットへPushするようになるかもしれないし。そういう仕組みやシステムって、候補者にとっては自分の主張を効率よく展開する強力なツールにもなるけれど、実は有権者側にも同様のツールが存在するから、今回の様に拙い情報が公開されると、それがそのまま拡散していくし、さらにその対応が後手に回ると、どんどんネガティブなフィードバックを伴って拡散していく可能性もあります。今回の鳥越氏の対応も、確かに行為自体は許せるものでは無いかもしれないけれど、10年以上も前に示談している話であれば、それはそれでちゃんと説明して、その上で自分として出来る事を主張すれば、まだ納得してくれる人も多く出たと思うんですよね。でも、結局は日頃の強気の態度とかジャーナリズムとか偉そうに行っていたものが全て消えてしまい、「後は弁護士に」という、これまで彼が批判してきた取材対象と同じ事を自分がやっているわけで、だから彼の支持者にしても「何だそれ」という気持ちじゃ無いだろうか。

もう一つ不思議なのは、悪い情報化で他ならば、出来るだけ機会を増やして、それに対しての説明というかカウンターアクションを取るべきなのに、未だに彼の遊説機会は一日一回、しかも夕方の涼しくなってから。最近の都内は結構涼しいのだから、昼間の遊説機会を増やせず良いのにと思うけれど、やはり体調的な理由なのか、本人がやりたがらないのか、何故もっと積極的に訴えないのか不思議。悪い材料が出ている今こそ、自分が主張して潔白を証明するなり説明するなりしないといけないのでは。ある意味、自分で自分を取材して、その成否を言うだけで良いわけで、それって彼がこれまでやってきた仕事そのままのはず。でも、外に向けての態度と打ちに向けての態度は180度違うというのが、こう言う人達なんですよね。まぁ、選挙の結果がどうなるか分からないけれど、仮にこの人が当選して東京都知事の地位に就いたとしても、多分これまでの知事同様短命に終わるような気がする。スキャンダルかもしれないし、あるいは体力的な理由だったりするかもしれないし...

0 件のコメント:

コメントを投稿