2016年7月20日

痛いところ突かれると

人間、隠している弱み、知られたくない弱点を、ズバリと指摘されると反射的にそれを打ち消そうとするわけですが、昨日のCX系列「バイキング」での、小池、増田、鳥越、3氏の討論会を見ていると、まさに体調に関しては鳥越氏の弱点じゃ無いかと思うわけです。小池氏が遊説中に言った言わないの話しにしても、実際鳥越氏が過去何度もガンになり、そこから治癒してきていることは事実。ご本人は「7年間再発せずに完全完治した」と言われているけれど、絶対に再発しないという確証もないわけです。さらに言えば、完治していて誰が見てもがんになったように感じられないくらいの様子であれば、誰もそれをわざわざ蒸し返したりしないわけです。そうでは無くて、多くの人が彼の様子を見て、少し様子がおかしい、何か変だと感じているから、対立候補だけでなくメディアでも取り上げられているし、SNSにも多くの投稿が投じられるわけです。

もし問題が無ければ「これだけ元気」といなせば良いだけで、それが出来ていないから対立候補ばかりか一般有権者からも疑問が生まれるんですよね。まぁ、100%元気でなくても、そこは弱みを見せないのも仕事なわけで、それを敢えて自分からフレームアップしてどうするんだろうか。実際彼も少し前には安倍総理の以前の病気に関して揶揄するような発言をしていたりするわけです。あの時だって、実際に辞任する時に初めて胃腸に問題があることを明らかにしたわけで、それまでは隠し通していました。さらに第二次安倍政権が始まる時には、今回と同様に以前の病気については野党から何度も指摘されてきたけれど、それに対しては(本当かどうかは分からないけれど)「問題無い、良い薬が出来た」と言って実際にそれだけの活動を見せているわけです。勿論、最近になって一部週刊誌等では、トイレに籠もったとか吐血したという記事も出ているけれど、結局それがそこ止まりになるのは、それが本当出しても世の中に流れないくらいの態度を示しているわけで、結局は弱みを見せないと言う行動一つだけですよね。

限られた量の報道しか無いのだけれど、今回のややヒステリックな様子以前にも、例えば公示前に候補者が揃って対談した時も、一人だけ書いた文字が変(内容も変だったけれど)ということで話題になりました。個人的に気になったのが、横線はまぁまともだけれど、縦線が波打っているんですよね。多分本人は真っ直ぐに書いているつもりが、分かっていないのではと思います。加齢によるものなのか、あるいは何か病気なのかまでは分からないけれど、他の候補者の字と比較して、縦線が真っ直ぐかけないのはやはりおかしい。10年くらい前に手書きしたものの写真が検索したらあったけれど、その時にはちゃんと縦線も横線も真っ直ぐ書いていて、漢字としては分かるものになっています。だから、鳥越氏の書き癖で縦線が波打つわけでないことは確か。

もう一つは、ジャーナリストである事を強調するのは良いのだけれど、ジャーナリストとしての仕事を見せるのでは無く、ジャーナリストであったことを言うだけなんですよね。挙げ句の果てには、今は何も知らなくても数日でキャッチアップ出来るようなことを言う。現役のジャーナリスト時代って、そんな数日でキャッチアップできるようなやっつけ仕事をしていたんだろうか。何ヶ月も取材をして、情報を整理して、そこから結論なり意見なりを導き出すような仕事をしてきたんじゃ無いのだろうか。大組織である都庁を運営することも、そこから上がってくる沢山の仕事を整理して処理していくことも、そんなに簡単じゃ無いと思うのだけれど。そういう発言に対しても、だから不信感しか生まれてこない。言い方は悪いけれど、元々の知名度と支援組織が大きいからメディアからも取り上げられるし、それなりに結果も出ているんだろうけど、ご本人がやっていること言っている事って、その他大勢の泡沫候補と変わらない気がする。

選挙戦は競り合いが続いているとメディアは言っているけれど、ご本人は講演会で「勝てると思ってます」なんて言っちゃって大丈夫だろうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿