2016年6月29日

飲酒・暴力・欠航

昨日のニュースで、もしかしたら一番ビックリしたものかもしれない、JALの副操縦士が金沢市内で暴力事件を起こし、さらに登場前の飲酒も発覚して、翌日登場予定だった小松-羽田便が欠航したというニュース。記事では飲酒は乗務12時間前までと書かれていたけれど、昔は24時間前じゃなかったっけ? 12時間前までというと、まだ抜け切れていない場合もあるのでは。

今回の事件では、酔っ払った副操縦士の機長に対しての暴力行為で警察が出動して表沙汰になったわけですが、機長も一緒に飲酒していたと言うことで、すでに12時間を切っていた時刻だったらしく、機長に対しても処罰が出されるかもという話。どう言う理由があったか知らないけれど、一寸軽率の一言では済まされないかも。この二人だけで無く、その結果登場予定の便が欠航になりスケジュールが狂ってしまった乗客は良いとばっちりですよね。

タクシー会社なんかだと、その日の乗車前検査でアルコール検査をやったりしていますが、パイロットはどうなんだろうか。まぁ、今回の場合は飲酒運転が分かった以前の話なので、そういう検査の有無とは関係無いけれど、やはり12時間前までという飲酒制限はもう少し延ばす必要があるんじゃないか。パイロットという職業は、ストレスのたまる仕事ではあるとは思うけれど、その矛先を自分以外に向けられたらたまったものじゃありませんよね。ましてや、そのとばっちりを受けて、大切な仕事や行楽の予定が急にキャンセルさせられたら、その怒りの矛先は何処に向ければ良いのか。

まぁ、今回の件でJALさんは平身低頭だろうけれど、他の航空会社もこれを機会にもう一度規律を見直して欲しいですよね。天候とかメカトラブルとか、不可抗力でフライトがキャンセルされたり遅延するのは仕方ないけれど、人員的なしかも個人のモラルの問題でとばっちりを受けるのはまっぴら。そういう場合には、翌年のFFP上級会員資格を無条件で進呈する、位のことをやって欲しい(これこれ-笑)。

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