昨日の午後のニュースだったかな、この記事最後に書かれている民進党・安住氏の会見の様子をたまたまテレビでみたんですが、もう「何だかなぁ」という印象のみ。元々この人、話をする時に何か自信の無さそうな弱気な印象を受けるんですが、昨日はそれが際立っていて今した。さらに、この不信任案提出に関して話をしている時、不信任案を出すけれど、野党合計100人ちょっとの提案を、よもや与党が可決することは無いだろうけれど、かりに衆議院解散ということになれば受けて立つ、と何だから弱気なんだから強気なんだから分からない。不信任案を出すならそれなりの覚悟がなきゃ。勿論、数的に優位になっている与党が否決する可能性の方が断然高いわけですが、そんなことは出す前から分かっているわけで、それなら「否決されるだろうが、否決されても厳しい追求で首相の責任を追及して民意確認のために解散に追い込む」位の虚勢は張らないと。何か、最初から安全であることを確認してから、何か危険なことをやる振りをするテレビの演出よりも酷い猿芝居みたいな感じ。大体、同じ政党の議員が「理由は幾らでもある」と言っているんだから、それを使えば良いじゃん。
もともと消費税増税論者だった民主党が民進党になったのに、今では増税反対という。理由は経済政策が上手く進んでいないからと言う点には多少同意する部分もあるけれど、でも民主党政権時代の株価7~8000円時代を考えると、今はその倍以上に上がっているわけだし、期待値に届いていないことは事実だけれど、失敗というのはどうかという微妙なレベル。それだけだったら、まだ同意しても良いかなと思うところもありますが、今は熊本の震災の対策が最優先だろうし、経済に関しても日本だけが悪いわけでは無く、世界的に解決しなきゃいけない問題なのも事実。民進党が本当に「二大政党制」とか「交代可能な野党」というものを目指すのであれば、取るべき行動方針は違うと思うんですけどね。本当にそう思っているなら、そして少なくとも一度は3年間政権を担った経験があるならば、全て出なくても重要な問題点に関して原因なり理由を指摘して、それに対しての対案をちゃんと言ってこそ、国民にしても「次の政権」として信頼を醸成できるんじゃ無いだろうか。今のやり方って、自民党が弱体化してきていて国民の支持率が下がってきていた時に、それを強調することで更に支持を下げ、逆に自分達への指示が高くなっているように相対的に見せていた以前の民主党のやり方と同じ。今現在、自公の支持率はそんなに低いわけでは無いし(調査方法にもよるけれど、大体半分くらい)、逆に民進党に対しての評価は前回の政権交代前の時には遠く呼ばない状態。それなのにやっていることは同じでは、もう国民は振り向かないでしょうね。
内政、経済、外交、安保、重要な事は幾らでもあるけれど、国民にとって一番重要なのは日々の生活に直結する経済問題。経済が良くなれば、収入も増えるし、それによって納税が多くなれば福祉とか補助へ回るお金も増えるだろうし、そうなれば人口減少だってすこしずつ解決出来るかもしれない。さらに言えば、日本が元気になればちょっかいを出そうとするあの国とかあの国なんかも躊躇するかもしれないし、反対にその回りの国々支援することで更に強い抑制にもなるだろうし。民進党が党是として、反原発とか反安全保障法を言うのは勝手だけれど、まずは経済に関してどうするのかと言う事をちゃんいとわないと。我々なら出来ますみたいな「やるやる詐欺」みたいな発言では、もう国民は振り向かないと言う事をちゃんと肝に銘じないと。そういう確信が無い、実は分かっているから、あんな弱気な会見になるんだろうな。
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